本体のインタフェースはヘッドフォン出力とUSB 2.0を1基内蔵するだけだが、付属のポートリプリケータを接続することで、2基のUSB 2.0、アナログRGB出力、100BASE-TXの有線LANを利用可能になる(ポートリプリケータ接続時は本体のUSB 2.0ポートを使えない)。ちなみに、本体にはIEEE802.11g/bの無線LANとBluetooth 2.0のワイヤレス通信機能も内蔵している。
なお、FlipStartは2003年にポール・アレン氏により構想が明らかにされた小型軽量PCで、当時はCPUにトランスメタのCrusoeを搭載した試作機が公開され、大いに注目を集めた。それから製品化に随分と時間がかかり、外見も中身も当初の予定とは大分違うものになったが、こうしてFlipStartが“幻のPC”ではなく実際に製品化される機会が来たことを素直によろこびたい。
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