MS創業者の思いを込めたモバイルPCとは?――写真で解説する「FlipStart」幻のPCが日本上陸(2/2 ページ)

» 2007年07月24日 11時00分 公開
[前橋豪,ITmedia]
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ポートリプリケータでアナログRGB出力や有線LANを利用可能

 本体のインタフェースはヘッドフォン出力とUSB 2.0を1基内蔵するだけだが、付属のポートリプリケータを接続することで、2基のUSB 2.0、アナログRGB出力、100BASE-TXの有線LANを利用可能になる(ポートリプリケータ接続時は本体のUSB 2.0ポートを使えない)。ちなみに、本体にはIEEE802.11g/bの無線LANとBluetooth 2.0のワイヤレス通信機能も内蔵している。

前面には吸気口とインジケータを配置(写真=左)。背面には、左から、ポートリプリケータ接続端子、DC入力端子、USB 2.0ポート、排気口が並ぶ(写真=右)

左側面にインタフェースは用意されていない(写真=左)。右側面にはInfoPane操作用のジョグダイヤルと戻るボタン、ヘッドフォン出力、AVコントロールボタン3つを配置している(写真=右)

小型のポートリプリケータは、アナログRGB出力、DC入力、音声出力、100BASE-TXの有線LAN、2基のUSB 2.0を用意(写真=左)。底面はバッテリーで占有されており、ボタンを押すとLEDの点灯した数でバッテリー残量を確認できる(写真=中央)。容量7.4ボルト 5000mAhの標準バッテリーと小型のACアダプタが付属する(写真=右)

 なお、FlipStartは2003年にポール・アレン氏により構想が明らかにされた小型軽量PCで、当時はCPUにトランスメタのCrusoeを搭載した試作機が公開され、大いに注目を集めた。それから製品化に随分と時間がかかり、外見も中身も当初の予定とは大分違うものになったが、こうしてFlipStartが“幻のPC”ではなく実際に製品化される機会が来たことを素直によろこびたい。

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