今回のチップスが使えるエディションは? | ||||
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エディション | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate |
対応状況 | ○ | ○ | ○ | ○ |
Windows Vistaでは、Windows Updateの操作方法が変更になった。具体的には、従来のOSのように、Internet ExplorerでマイクロソフトのWebサイトにアクセスするのではなく、OS標準のツールとしてコントロールパネルに搭載されたのだ。
Windows Updateにアクセスするには、コントロールパネルの「システムとメンテナンス」をクリックし、「Windows Update」を選ぶ。もしくは、スタートメニューの「すべてのプログラム」から「Windows Update」を選択しても起動できる。
従来のWindows Updateの場合は、Webサイトへのアクセス後に更新プログラムを検索するようになっていた。一方、Vistaのツールは起動時に更新プログラムの有無を表示してくれるので便利に感じる。しかし、実際にはツールを起動したタイミングで更新を確認しているわけではなく、更新間隔に従ってチェックした結果を表示しているだけだ。このため、緊急のセキュリティパッチを早急に導入したい場合は、手動で更新プログラムを確認する必要がある。
更新プログラムを手動で確認するには、ウィンドウ左側の「更新プログラムの確認」をクリックすればよい。更新履歴の確認は「更新履歴の表示」で、非表示にした更新プログラムの再表示は「非表示の更新プログラムの再表示」で行える。
さらに、Vista Ultimateを利用している場合は「Windows Ultimate Extrasの詳細の表示」というメニューも用意される。Windows Ultimate Extrasはその名の通り、Ultimateエディションのユーザーにのみ提供されるプレミアムコンテンツで、Windows Update経由で入手することが可能だ。現状で「Hold Emポーカーゲーム」や「BitLockerとEFS拡張機能」をダウンロードできる。
Windows Updateの自動更新の設定を変更するには、ウィンドウ左側の「設定の変更」をクリックすればよい。ここから、更新プログラムのインストール方法をどうするか、重要な更新プログラムだけでなく推奨される更新プログラムも対象に含めるかどうか、Microsoft Updateを利用してWindows以外のマイクロソフト製品に関する更新プログラムも入手するかどうかを設定できる。
更新プログラムのインストールについては、以下の設定が可能だ。自動的にインストールする場合でも、インストールの曜日や時刻を指定できるため、昼休み中や夜間に設定するなど、利用環境に応じてカスタマイズするとよいだろう。
また、PCに新しいデバイスを接続した場合、Windows Updateで自動的にドライバを確認するかどうかも指定できる。コントロールパネルの「システムとメンテナンス」から「システム」を選び、「システムの詳細設定」をクリック。起動した「システムのプロパティ」の「ハードウェア」タブにある「Windows Updateドライバ設定」から設定が行える。
なお、VistaのWindows Updateは突然終了してしまったり、いつまでたっても正常に終了しない場合がある。突然終了してしまう原因は不明だが、Windows Updateを再起動すれば問題なく操作できることも多い。いつまでたっても正常に終了しない場合は、システムドライブの容量を確認してみよう。システムドライブの容量が足りないと、Windows Updateに失敗してしまう。とくにVista Ultimateの場合、追加の言語やWindows Ultimate Extrasで意外と容量が必要になることがあるので注意しよう。
過去に紹介したVistaチップスと各エディションの対応状況 | ||||
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内容 | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate |
17枚め:VistaとWindows XP間の文字化けを解消する | ○ | ○ | ○ | ○ |
16枚め:Internet Explorer 7のタブ機能をカスタマイズする | ○ | ○ | ○ | ○ |
15枚め:Internet Explorer 7のユーザーインタフェースを改造する | ○ | ○ | ○ | ○ |
14枚め:Vistaのジャンクションを理解する | ○ | ○ | ○ | ○ |
13枚め:Vistaでユーザー用フォルダの参照先を変更する | ○ | ○ | ○ | ○ |
12枚め:Vistaでファイルやプリンタを共有する | ○ | ○ | ○ | ○ |
11枚め:Vistaの詳細ブートオプションを利用する | ○ | ○ | ○ | ○ |
10枚め:Vistaの便利な機能を有効に、不要な機能を無効にする | ○ | ○ | ○ | ○ |
9枚め:VistaにXP用ドライバを手動でインストールする | ○ | ○ | ○ | ○ |
8枚め:ファイルとレジストリの仮想化を理解する | ○ | ○ | ○ | ○ |
7枚め:「システムの復元」と「以前のバージョン」で使う領域を変更する | △ | △ | ○ | ○ |
6枚め:WindowsメールにOutlook Expressの環境を取り込む | ○ | ○ | ○ | ○ |
5枚め:非対応のWindowsヘルプを利用可能にする | ○ | ○ | ○ | ○ |
4枚め:間違って削除したファイルを復元する | − | − | ○ | ○ |
3枚め:「ファイル名を指定して実行」をスタートメニューに加える | ○ | ○ | ○ | ○ |
2枚め:アプリケーションを管理者として実行する | ○ | ○ | ○ | ○ |
1枚め:ユーザーアカウント制御を使いこなす | ○ | ○ | ○ | ○ |
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