コンテンツこそが“キング”である――Vista向けの新サービスを発表

» 2007年08月29日 18時50分 公開
[田中宏昌,ITmedia]

デジタル化の未来は「ソフトウェア+サービス」が鍵を握る

マイクロソフト代表執行役社長 ダレン・ヒューストン氏

 8月29日、マイクロソフトがコンシューマー市場におけるパートナー企業向けの戦略説明会「CONNECTED」を開催した。冒頭、同社代表執行役社長のダレン・ヒューストン氏が「日本におけるデジタルライフスタイルの革新」というテーマで基調講演を行った。

 同社は日本における3カ年の経営方針「Plan-J」を推進する柱の1つとして、Windows Vistaを核とした「デジタルライフスタイルの推進」に取り組んでいる。ヒューストン氏は、「日本はコンシューマーエレクトロニクス、コンテンツの発信源であり、デジタルライフスタイルは日本から始まると考えている。業界としてどのように一体化してコンテンツを世界に提供できるのかを考えたい」と述べた。

 YouTube日本語版のスタートやSecond Lifeを例に挙げて「コンシューマーにデジタル化の波が訪れており、6つのテクノロジーメガトレンドがある」と指摘した。一方、「マイクロソフトは10億ドル以上を投じて世界にデータセンターを展開してインフラを整備しただけでなく、プラットフォームも提供済みであり、それらをほぼ無料に近い費用で使えることを知ってほしい」とパートナー企業にアピール。

 続いて、Windows SideShowやWindows Presentation Foundation(WPF)、Microsoft SurfaceやSilverlightといったテクノロジーの紹介とデモを行なった。そして「デジタル化の未来は“ソフトウェア+サービス”が鍵を握っており、現在はそれらが劇的に変化を遂げている」とし、「まだまだ想像力を働かせる余地がある。コンテンツこそキングであり、皆さんの想像力次第でデジタルコンテンツは大きく広がる。また、メディアを組み合わせることで、さまざまなエクスペリエンスをユーザーに提供可能だ」とまとめた。

デジタル世代における6つのメガトレンド(写真=左)。マイクロソフトが考えるデジタルライフスタイル(写真=中央)。さまざまな業種とマイクロソフトのテクノロジーがConnectすることで、新たなビジネスが展開できるとパートナー企業にアピールした(写真=右)

ソフトウェア+サービスがデジタル化の未来を占う(写真=左)。ソフトウェア+サービスのプラットフォーム(写真=中央)。さまざまなソリューションやサービス展開する土台として、マイクロソフトは多くのソフトウェアや技術を提供している(写真=右)

Windows Mobileを搭載した携帯電話をプレゼンテーション用のリモコンとして扱うデモ(写真=左)。WPFを使ったデモ画面(写真=中央)。画面に指で直接触れることで操作が可能な情報端末「Surface」のイメージビデオ(写真=右)

Windows Media Center向けの新コンテンツを発表

 そのほか、基調講演では「メディア オンライン」向けの新サービスとパートナーが紹介された。いずれもWindows Media Center上で利用可能なサービスで、3つのTV放送局と無料電子ブック図書館から提供される。

 まず東京放送(TBS)では「HamastaWAVE」と「DOUGA6.1ch」が供給され、前者は横浜ベイスターズの試合が生放送から10〜15分遅れで映像が提供されるだけでなく、過去の試合も楽しむことが可能だ。日本テレビ放送網(NTV)では8月29日よりPCのワンセグ機能と連動した「ワンセグ・メディアセンター連係機能」が始まり、日本テレビのワンセグ番組から簡単に動画(第2日本テレビが供給)へアクセスできるようになった(対応機種はバッファローUSBワンセグチューナー「DH-KONE/U2」「DH-KONE/U2S」または富士通のワンセグ対応モデル「FMV-BIBLO NF50W/V」などに限られる)。また、テレビ東京では、9月末に人気サイト「あにてれ」から厳選されたコンテンツを楽しめる予定だ。

 なお、イーブック・システムズからはインターネットを使った無料電子ブック図書館「Flib」で公開中の電子ブック(FlipBook形式)を、「Flib-MC(仮称)」として「メディア オンライン」上で閲覧可能になる(2007年内をメドに提供開始予定)。

日本テレビ放送網が提供する「ワンセグ・メディアセンター連係機能」(写真=左)。ワンセグ視聴中に簡単に動画コンテンツへアクセスできるのがウリだ。ただし、対応機種は限定される(写真=中央)。基調講演には同局アナウンサーの古閑陽子氏が駆けつけた(写真=右)

TBSが提供するHamastaWAVE(写真=左)。試合内容を見るだけでなく、各種データの閲覧、ユーザーによる投票が行える。横浜ベイスターズのマスコット「ホッシー」が登場(写真=右)

こちらはテレビ東京が提供予定の「あにてれ」(写真=左)。β版の画面(写真=中央)。右の写真はイーブック・システムズの「Flib」

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