2007年秋モデルとして登場するTP1は、店頭モデル「VGX-TP1DTV」「VGX-TP1V」と、VAIOオーナーメードモデルという構成になる。店頭モデルの上位機種となるVGX-TP1DTVは地上、BS、110度CSに対応したデジタルチューナーユニット「VGF-DT1」が付属する。
VGX-TP1DTV、VGX-TP1Vともに、チップセットは従来モデルと同じIntel 945GM Expressを採用し、メモリは512Mバイト×2、2層式DVD±R記録に対応したDVDスーパーマルチドライブを搭載する。無線LANもIEEE 802.11g/bをサポート。インタフェースにHDMI(DVI変換アダプタで対応)が用意されているのも春モデルと同様だ。両モデルともOSはWindows Vista Home Premiumを導入している。
上位モデルのVGX-TP1DTVのCPUはCore 2 Duo T5600(動作クロック1.83GHz)、HDD容量が500Gバイトとなっており、Core 2 Duo T5500(動作クロック1.66GHz)、HDD容量250Gバイトの下位モデルVGX-TP1Vと差別化を図っている。
VAIOオーナーメードモデルでは、ハイスペックを求めるユーザーのために、Core 2 Duo T7600(動作クロック2.33GHz)とCore 2 Duo T7200(動作クロック2.0GHz)を用意したほかに、コストを抑えたいユーザーのためにCeleron M 530(動作クロック1.73GHz)も加えられた。光学ドライブのオプションでも、コストを抑えるためにCD-RW/DVD-ROMのコンボドライブが選択できる(ただし、Celeron M 530を選択したときはアナログTVチューナーを組み込めない一方で、Core 2 Duo T7600を選択したときはコンボドライブが搭載できない。
特徴的な円筒形の白い筐体はそのままで、外見は春モデルと変わらないが、TP1に接続した液晶TV「BRAVIA」にボタン1つでVAIOランチャーを表示できる「ワンタッチプレイ」が追加されるなど、同梱される新しいVAIOアプリとともに、TP1に用意された機能を簡単に利用できる改良が行われている。
ワンタッチプレイでは、従来のTP1で4つの操作で行っていた「VAIOランチャー」の起動が、リモコンに用意された「ワンタッチプレイ」ボタンを押すだけでできるようになる。これは、秋モデルのTP1からHDMIコントロールをサポートしたおかげで実現した機能だ。ソニーはワンタッチプレイに対応する液晶TVとして、HDMIコントロールをサポートするBRAVIA J3000シリーズ、ならびに同J5000シリーズを挙げている。
テレビサイドPC「TP1」の概要(その1) | ||||||||
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タイプ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
テレビサイドPC | VGX-TP1DTV | セパレート型 | マイナーチェンジ | Core 2 Duo T5600(1.83GHz) | 1024MB | 500GB | Home Premium | 20万円前後 |
VGX-TP1V | セパレート型 | マイナーチェンジ | Core 2 Duo T5500(1.66GHz) | 1024MB | 250GB | Home Premium | 13万円前後 | |
テレビサイドPC「TP1」の概要(その2) | ||||||||
タイプ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
テレビサイドPC | VGX-TP1DTV | − | − | Intel 945GM | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | 3波デジタル/地アナ | 約3.7キロ+1.7キロ |
VGX-TP1V | − | − | Intel 945GM | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | 地アナ | 約3.7キロ | |
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