場所 JR秋葉原駅から北西のエリア
解説 世界有数の電気街であるアキバは、売っているものだけでなく、建物の名前にも電気街らしさが感じられる。
最も有名なのは「電波ビル」だ。第1から第5まで、電波ビルの名を持つ建造物は電気街の各所に見つけることができる。しかし、実際に建造されたビルは全部で4つ。第4電波ビルは初めから存在しない。管理会社の寿土地建物によると、4が死を連想させるという縁起の悪さから避けることになったという。なお、電波新聞社が入っている五反田の「電波ビル」とはいっさい関係がない。
アキバで電波といえばもう1つ、JR秋葉原駅の総武線高架下にある「秋葉原電波会館」も忘れてはならない。電子パーツの専門店などが集まっている歴史ある建物だ。
ちなみに、いわゆる“電波系”の単語が流行したのは、1980年台の前半。それ以前から建造されていた電波建物にしてみれば、“電波”という単語の持つイメージが変わってしまったのは、少し迷惑な話なのかもしれない。
用例 「高速電脳が第4電波ビルに移転したってさ」「……いままでありがとう」
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