伏せ字POP:アキバ百景 Vol.5

» 2007年09月28日 18時20分 公開
[古田雄介,ITmedia]

伏せ字POP

場所 PCパーツショップ各店

解説 POPは商品の特徴を伝えてユーザーの購買欲をそそるためのもの。にもかかわらず、PCパーツショップのPOPには、やたらと伏せ字が登場する。「○○○○クロッカー御用達」「コレとアレを組み合わせると○○○なことができてしまうかも」など。

 伏せ字が目立つのは、自作PCが持つ潜在能力の高さと密接に関係している。ある程度のスキルを持った人なら、パーツを組み合わせて著作権保護されたコンテンツをコピーするマシンを組んだり、パーツからメーカー保証外の機能や性能を引き出すことも、場合によっては不可能ではない。ショップとしては、そうした禁断の使い方を目的とするユーザーに強く訴求したい気持ちと、メーカー保証外や違法な用途の責任を取りたくない気持ちが混在する。そして、その妥協点が伏せ字POPの量産傾向に現れるというわけだ。

 もっとも、あるショップの店員さんが「“保証外だけどオーバークロックできます”と書いてもいいんですが、“○○○○クロックできるかも”としたほうが、お客さんのウケがいいんです。自作中上級者だけが共有する“合い言葉”のような感じですね」と語るように、ある種のスラングとして使われるケースも多いようだ。例えば、アニメや漫画のキャラに目線を入れたイラスト(なんだってぇーっ!?)や、「○ョブスもびっくり!」「○ッキー型電源コネクタ」などの固有名詞を伏せる用法は後者の意味合いが強い。

用例 「メモリを増設すると起動時間が短縮されるってこと、本当かどうか、確かめさせてください!……Nice Bo○t.」

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