意味 外装やマニュアルなどを省いて販売される「バルク(bulk)品」を指す、と思われる。
解説 「バルク」の濁音部分“バ”を半濁音“パ”に入れ替えて「パルク」と発音する人は、Webのみを情報源にしている可能性が高い。確かにフォントやサイズによっては、「バ」と「パ」の見分けはつきにくいのだ。
もちろん「パルク」に限らず、濁点の読み間違いはさまざまな単語で起こりうる。「一日の大半をインターネットで過ごしている」「コミュニケーションはインスタントメッセンジャーが前提」「そもそも俺、きょう喋ってないよ……」という人は要注意だ(ちなみにパルク品でGoogle検索をすれば、要注意な人たちがどれくらいいるのか目安になるかも)。
ある老舗ショップの店長は「CPUやOSの読み間違いはWindows 95時代からよく聞くけど、濁音の勘違いはここ最近だね。インターネットのせいで自作する人も本を読まなくなったのかなぁ」と、複雑な表情を浮かべていた。
誤用例 「パルク品あります?」「……(一発だけなら誤射かもしれない)」
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