意味 店内で価格比較サイトをチェックする行為を指す。
解説 アキバのPCパーツショップには、価格調査目的で入店する人間が昔から後を絶たない。しかし、その手段は徐々に変化しているという。某ショップは「2〜3年前までは手帳とペンでこっそりメモる人が多かったんですが、最近はケータイを使う人が目立ちますね」と語る。
ケータイで価格メモ、と聞くとカメラでの撮影をイメージするが、ネットにつないで価格比較サイトをチェックしている人もめずらしくない。「無断撮影は注意するけど、サイトの閲覧は個人の自由だから……」と、多くのショップは放置している。ただし、値切りの道具に使われて困惑することもしばしばあるという。そういった事態が続くうちに、一部ショップでは、価格比較サイトをリアルタイムで閲覧する行為を「価格る」と呼ぶようになった。
なお、アキバにあるPCパーツショップの多くは、原則的にディスカウントを受け付けていない。交渉しても煙たがられるだけなので、やめましょう(アキバに限った話でもないけど)。
用例 店員A「アイツ、CPUクーラーの前で2時間くらい価格ってるよ。パケ代のほうがかかるんじゃ…」 店員B「価格比較はねえ、人を魅了するんです」
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