意味 「AMD(Advanced Micro Devices)」、また同社製CPUを指す。
解説 AMDの呼称で一般的なのは、日本法人の名称どおり「えい・えむ・でぃ」だが、一部のユーザーは「あむど」と呼ぶ。
ただしこの読み方、「自称“通”の人が使いたがるけど、ショップ側が使うことはほとんどないね。普通にエイエムディと言う人のほうが印象がいいよ」(某店員さん)と語るように、評判はあまりよくない。別のショップでは「意味は分かるけど、アムドは禁句ワードでしょ」と苦笑いが返ってきた。しかし、これを“禁句ワード”に分類してしまうのは、やや微妙なところかもしれない。
パソコンショップ・アークは、「関西人は【あむ(↑)ど】とアクセントをつけ、関東人は【あむ(↓)ど】と発音するみたい」とコメント。それ自体はわりとどうでもいい分析だったりするが、出身地を探る指標になるくらいには「アムド」を使う人間が存在する、ということを示唆している。
そして何より、AMDのイベント内でも「アムド」が使われていた。
1月27日のQuad-FXローンチイベントで、マイクロソフトによるVista深夜販売のプレゼンテーションが行われた際、“兄貴”を紹介するプレゼンシートには「日本AMD(アムド) 土居憲太郎氏」という表記が使用されている。思わずいろいろな妄想(MS……アム……)が頭を駆け巡ってしまった。
なお、この件について日本AMDに確認したところ、「マイクロソフト様が親しみを込めて使われたのでしょう。弊社では(アムドは)使っていません」(同社)とのこと。いずれにせよ、AMDをアムドと読む人がいても、どうでもいい目くじらを立てるほどのことではないようだ。
なお、登録商標では「エイエムデイ」と「アムド」の両方が出願されている。
用例 「AMDをアムドって言う人、ちょっとアレだよね……そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」
※一部追記を行いました(2023年6月13日午後7時00分)。
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