意味 同じ製品を大量に買うこと
解説 洗剤やペットフードなどの消費物を、個人客がダース単位で買う(ハコ買い)のはよくあることだが、PCパーツショップで“ハコ買い”という言葉を使うと、警戒される場合がある。
法人を除くと、同じ型番のCPUやグラフィックスカードなどを大量に買う人は、「ほとんどの場合が同業者。仕入れられなかったレアなパーツを他店で購入して、わずかなマージンを付けて販売するわけです」(ある店員さん)という。当然、同業者による転売ヤー的な行為を迷惑に感じているショップは多い。
ただし、「別にかまわないですよ。ウチの売り上げにはなりますし」(別のショップ)と、寛容なスタンスのショップもある。意見の分かれるところだが、一般客が大量買いをする場合は、誤解のないようにさりげなく使い道を伝えたほうがいいかもしれない。
ちなみに、オーバークロック耐性の高い個体を見つけるために、複数の製品を購入する人は昔からいる。ハコ買いを警戒する店員さんは「でもその場合は、せいぜい2〜3個が限度。新製品やレアモノを5〜6個注文する人は要注意です」と話していた。
「PV3をハコ買いしたいんですけど、ありますか?」 「申し訳ございません。もう置いてないんですよ」
「じゃ、Monster Xをハコ買いしたいんですけど」 「そちらも売り切れです。すみません」
「PV4をハコが」 「ぬふぅ、さようなものはあらぬ!」
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