東芝dynabookのハイスタンダードモデル「dynabook TX」は、この秋冬モデルでプラットフォームを刷新し、基本性能を向上した。まず、CPUが従来のCore 2 Duo T8100(2.1GHz)からCentrino 2世代のCore 2 Duo P8400(2.26GHz)に変更され、チップセットもIntel GM965 ExpressからIntel GM45 Expressに移行している。これにあわせてメモリも800MHzのPC2-6400が採用された。また、チップセットが変更されたことで、その内蔵コアを利用するグラフィックス機能は、動作クロックが533MHzのGMA 4500MHDに強化されている。このほか、HDD容量も最下位モデルが250Gバイトに、上位4モデルが320Gバイトに増え、無線LAN機能が802.11n(ドラフト2.0)に対応した。
15.4インチワイド(1280×800ドット)の液晶ディスプレイは全モデル共通で、低反射タイプのClear Super Viewパネルを採用。パームレストにFeliCaポートを備える。インタフェースは、SD/SDHC/xD/MMC/MS/MS PRO対応のメディアスロットとExpressCard /34 /54スロットのほか、USB 2.0×4、IEEE1394、eSATA(USB 2.0×1と共用)、HDMI出力、アナログRGB、S-Video出力、光デジタル音声出力/ヘッドフォン共用端子、マイク入力、有線LANなどを装備する。
光沢感のある特徴的なボディは夏モデルを引き継いでおり、カラーバリエーションは最上位モデルがプレシャスブラック、最下位モデルをリュクスホワイト、ミドルレンジがブラックとホワイトにスウィートピンクを加えた3色から選択できる。本体サイズは362(幅)×267(奥行き)×34.5〜38.5(高さ)ミリ、重量は約2.7キロ。バッテリー駆動時間は公称で約1.3時間となっている。
オフィススイートとして全モデルにMicrosoft Office Personal 2007(SP1)がプリインストールされるほか、「TX67G」にはPowerPoint 2007も付属する。OSはWindows Vista Home Premium(SP1)。予想実売価格は、最上位の「TX/67G」が18万円台半ば、「TX/66G」(リュクスホワイト)と「TX/66GBL」(プレシャスブラック)、「TX/66GPK」(スイートピンク)が18万円前後、最下位の「TX/65G」(リュクスホワイト)が17万円前後になる見込み。いずれも8月下旬より発売される予定だ。
| dynabook TXシリーズの概要(その1) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| dynabook TX | TX/65G | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo P8400(2.26GHz) | 2048MB | 250GB(5400rpm) | Windows Vista Home Premium(SP1) | 17万円前後 |
| TX/66G | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo P8400(2.26GHz) | 2048MB | 320GB(5400rpm) | Windows Vista Home Premium(SP1) | 18万円前後 | |
| TX/66GBL | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo P8400(2.26GHz) | 2048MB | 320GB(5400rpm) | Windows Vista Home Premium(SP1) | 18万円前後 | |
| TX/66GPK | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo P8400(2.26GHz) | 2048MB | 320GB(5400rpm) | Windows Vista Home Premium(SP1) | 18万円前後 | |
| TX/67G | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo P8400(2.26GHz) | 2048MB | 320GB(5400rpm) | Windows Vista Home Premium(SP1) | 18万円半ば | |
| dynabook TXシリーズの概要(その2) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| dynabook TX | TX/65G | 15.4型ワイド | 1280×800ドット | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | Microsoft Office Personal 2007(SP1) | 約2.7キロ |
| TX/66G | 15.4型ワイド | 1280×800ドット | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | Microsoft Office Personal 2007(SP1) | 約2.7キロ | |
| TX/66GBL | 15.4型ワイド | 1280×800ドット | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | Microsoft Office Personal 2007(SP1) | 約2.7キロ | |
| TX/66GPK | 15.4型ワイド | 1280×800ドット | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | Microsoft Office Personal 2007(SP1) | 約2.7キロ | |
| TX/67G | 15.4型ワイド | 1280×800ドット | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | Microsoft Office Personal 2007(SP1)+Power Point 2007 | 約2.7キロ | |
東芝が2008年秋冬モデルを一挙公開――12万円台の低価格ノートや高性能グラフィックスモデルなどラインアップを拡充
2008年PC秋冬モデル:最新GPUを搭載した18.4型ワイドのプレミアムノート――「dynabook Qosmio GX」
2008年PC秋冬モデル:最新チップセット採用のシングル地デジモデルを追加――「Qosmio F50/F40」
2008年PC秋冬モデル:15.4型ワイドクラスに低価格シリーズを追加――「dynabook PX」
2008年PC秋冬モデル:Centrino 2世代の13.3型ワイドノート――「dynabook CX」
2008年PC秋冬モデル:最新プラットフォームを採用したハイスタンダードモデル――「dynabook TX」
2008年PC秋冬モデル:3色展開のバリューモデルが基本性能を強化――「dynabook AX」
クアッドコア映像エンジンで地デジ機能を強化――東芝「Qosmio/dynabook」新モデル
静かな闘志を秘めた新dynabook――東芝デザイナーの心意気
2008年PC夏モデル:“甘いピンク”など3色のカラバリで展開する夏モデル――東芝「Qosmio/dynabook」
18.4インチワイドの大画面液晶を採用した地デジノート「Qosmio G50」
東芝、炎をまとったGeForce 9800M GTX搭載ノートPC「dynabook Qosmio WXW」
GeForce 9600M GTを搭載したdynabook新シリーズ――「dynabook Qosmio FX」
2008年PC夏モデル:新型Core 2 Duo搭載のスタンダードモデル――「dynabook TX」
2008年PC夏モデル:デザイン一新でスペックを強化――「dynabook AX」
2008年PC夏モデル:ラインアップを拡充した2スピンドルモバイル――「dynabook CX」
2008年PC夏モデル:“お手軽地デジ”モデルが基本スペックを強化――「Qosmio F40」
東芝、ゲーミングノート「Satellite TXW」の「FFXI」推奨モデルを発表Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.