16.4型ワイドの主力AVノートが「x.v.Color」に対応――「VAIO type F」2008年PC秋冬モデル

» 2008年09月30日 12時00分 公開
[ITmedia]
VGN-FW71DB/W

 アスペクト比16:9の16.4型ワイド液晶を搭載した「VAIO type F」シリーズは、夏と同じく3モデルが店頭向けにラインアップされる。このうち最下位の「VGN-FW30B」は継続投入され、上位機種の「VGN-FW71DB/W」と「VGN-FW51B/W」がモデルチェンジしている。実売価格はVGN-FW71DB/Wが23万円前後、VGN-FW51B/Wが21万円前後になる見込み。

 秋冬モデルの主な変更点は3つ。1つはソニーが「x.v.Color」と呼ぶ、色空間の国際規格xvYCC(IEC61966-2-4)への対応だ。x.v.Colorについてはこちらのインタビュー記事が詳しいが、VAIO type Fの秋冬モデルではx.v.Color対応の広色域液晶パネルを採用し、“自然界の色をあざやかに再現できる”ようになった。ちなみに、x.v.Colorに対応したVAIO製品では「VAIO type R」と「VAIO type A」がある。

 2つめは上位2機種に搭載されるBlu-ray Discドライブの書き込み速度(BD-R 1層)が従来の2倍速から4倍速に向上した点。3つめはHDD容量で、最上位のVGN-FW71DB/Wが250Gバイトから320Gバイトへ、ミドルレンジのVGN-FW51B/Wが200Gバイトから250Gバイトへ増加している。このほか、細かいところでは別売のバッテリーパックLを使用した駆動時間が約4.5時間から約5時間(VGN-FW71DB/W)/約5.5時間(VGN-FW51B/W)に延びた。

 そのほかの基本スペックはCentrino 2世代の従来モデルをほぼ踏襲しており、CPUがCore 2 Duo P8400(2.26GHz)、メモリが2Gバイト、グラフィックス機能としてATI Mobility Radeon HD 3470を搭載し、IEEE802.11a/b/g/n(ドラフト2.0準拠)対応の無線LAN機能とBluetooth 2.0+EDRを標準装備する。なお、VGN-FW71DB/WとVGN-FW51B/Wは、地デジチューナーの有無でを差別化されている。

 一方、直販専用のVAIOオーナーメードモデルには、ATI Mobility Radeon HD 3650(512Mバイト)などのさらにハイスペックなCTOメニューが数多く用意された。特に「VGN-FW91」の型番がつく最上位モデルには、1920×1080ドット表示に対応したフルHD液晶や500GB容量のHDD(4200rpm)、限定カラーのチタングレーが選択肢に並んでいる。

VGN-FW91シリーズ。VAIOオーナーメード限定カラーのチタングレーは、キートップの色がブラックになる

VAIO type F店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売価格
VAIO type F VGN-FW71DB/W 2スピンドル マイナーチェンジ Core 2 Duo P8400(2.26GHz) 2048MB 320GB Home Premium(SP1) 23万円前後
VGN-FW51B/W 2スピンドル マイナーチェンジ Core 2 Duo P8400(2.26GHz) 2048MB 250GB Home Premium(SP1) 21万円前後
VGN-FW30B 2スピンドル 継続 Core 2 Duo P8400(2.26GHz) 2048MB 200GB Home Premium(SP1) 18万円前後
VAIO type F店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
VAIO type F VGN-FW71DB/W 16.4型ワイド 1600×900 Intel PM45 BD-R/RE対応Blu-ray Disc Mobility Radeon HD 3470 地デジ×2 約3.1キロ
VGN-FW51B/W 16.4型ワイド 1600×900 Intel PM45 BD-R/RE対応Blu-ray Disc Mobility Radeon HD 3470 約3キロ
VGN-FW30B 16.4型ワイド 1600×900 Intel PM45 DVDスーパーマルチ Mobility Radeon HD 3470 約3キロ

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