ION採用のmini-ITXマザーが登場「まだ反応は薄いけど、たぶんこれから!」古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2009年05月18日 11時45分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「すごく、売れています……でも、もう限界かも」――AGP接続のグラフィックスカードが売れる理由

ASUSTeK「AH3450/DI/512MD2」

 グラフィックスカードでは、ASUSTeKの「AH3450/DI/512MD2」も発売早々注目を集め、好調に売れていると評判だ。価格は8000円弱で、在庫は潤沢。RADEON HD 3450を搭載するロープロファイル対応モデルで、AGP x8に対応している。

 好調な売れ行きの理由は、AGP x8接続という仕様とHDMI出力に対応していることにある。パソコンショップ・アークは「今でも現役で使われているSocket 478やSocket 939マザーには、AGP x8対応のモデルがあります。それらを使いながらグラフィックス性能を強化したいというニーズがまだありますね。特に最近はHD映像を見るためにグラフィックスカードを買い替えたいという人が増えています」と語る。

 グラフィックスカード全体で見ると、AGP x8接続モデルの売れ行きは1割程度というショップが大半だった。しかし、ツートップ秋葉原本店のように「3分の1はいまでもAGP x8です」と語る店舗もあり、ニーズはまだまだ根強い様子だ。

 もっとも、近い将来この需要は落ちていく可能性も予想されている。あるショップは「手持ちのマシンでHD映像を見たいという需要がAGP x8人気を支えているわけですが、正直、イチからマシンを組み直したほうが快適な環境が得られます。当時の10万円マシンと今を比べると、AV性能はケタ違いですから。とはいえ、すべて組み直す手間を嫌う人もいるでしょうから、今後1〜2年程度は細々とAGP x8需要は続くと思います」と話していた。

ツートップ秋葉原本店に並ぶAGP x8接続のグラフィックスカード。RADEON系ではHD 3450やHD 3650、GeForce系では6000シリーズの人気が高いという

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