第1回 Windows 7のデスクトップはVista/XPと何が違うのかWindows 7 前奏曲(2/3 ページ)

» 2009年07月01日 16時00分 公開
[織田薫,ITmedia]

タスクバーとガジェットもより使いやすく

 Windows 7ではタスクバーが大きく進化し、使い勝手が向上している。タスクバーのボタンをグループ化して表示したり、ボタンのマウスオーバーでグループ化されたウィンドウ一覧をサムネイル表示したり、ボタンの右クリックで最近使ったファイル一覧を表示できるようになった。サムネイル表示されたウィンドウ一覧をポイントすると、アクティブウィンドウ以外のウィンドウが透明になる「Aero Peek」機能も持つ。

 Windows 7では、Vistaで追加されたガジェットの使い勝手も変わっている。ガジェットを格納するスペースのWindowsサイドバーがなくなり、デスクトップ上の自由な場所に配置できるようになったのだ。

 ガジェットをデスクトップに並ぶアイコンのように配置できることから、Windows 7ではガジェットを確認するために、デスクトップ上のウィンドウを閉じたい場面が増えることが予想される。XPやVistaではタスクバーにある「クイック起動」のボタン1つでウィンドウを最小化してデスクトップを表示する機能が用意されていたが、Windows 7ではここから一歩進んで、タスクバーのボタン操作でウィンドウを一時的に透明化できる機能が追加された。

 タスクバーの右端にある細長いボタンをマウスオーバーして1秒ほど待つと、すべてのウィンドウを一時的に透明化してくれる。ボタンからマウスポインターを離すと、再びウィンドウが表示される仕組みだ。ガジェットの内容をちょっと参照したい場合、ウィンドウを閉じることなく参照できるのはありがたい。右端にある細長いボタンをマウスオーバーではなく、クリックすると、ウィンドウがすべて最小化される。

Windows 7のタスクバーは、ウィンドウの内容をサムネイル表示できるだけでなく、IEのようにタブを持つウィンドウやグループ化されたウィンドウも一覧できる(写真=左)。サムネイルを選択すると、ほかのウィンドウが透明化し、選択したウィンドウを直接確認できるのもポイントだ。通知領域の右に用意された細長いボタンをマウスオーバーして少し待つと、デスクトップ上のウィンドウが透明になる(写真=中央/右)。デスクトップに自由に配置したガジェットを確認したい場合などで便利な機能だ

 なお、タスクバーとガジェットの変更点は、次回でより詳しく解説する予定だ。

選択中のウィンドウが明確になったWindowsフリップ

 Windows Aeroを利用した「Windowsフリップ」は、Vistaで搭載された新機能だ。「Alt」+「Tab」キーの同時押しで、開いているウィンドウそのままの内容をサムネイルとして一覧表示できる。また、「Windows」+「Tab」キーで開いているウィンドウを3D表示し、矢印キーやマウスのスクロールホイールでページをめくるようにウィンドウ切り替えが行える「Windowsフリップ3D」機能も備えている。

 Windowsフリップは、サムネイル表示によって目的のウィンドウを選択しやすくしており、Windows XPのアイコン表示と比べると格段に便利になった。しかし、同じアプリケーションを複数起動していると、サムネイルではアクティブにしたいウィンドウを識別できない場合もある。

 Windows 7では、Windowsフリップが拡張されてAero Peekの効果が加わり、選択していないウィンドウが透明化されるようになった。これはWindows 7 RC版の変更点で、Windows 7 Betaには透明化の機能は搭載されていない。Windowsフリップの変更は利便性が高まったといえるが、欲をいえばWindowsフリップ3Dに画期的なウィンドウ整列機能などを追加してほしかったところだ。Windowsフリップ3Dは相変わらず、せっかくの3D表示が快適さに直結していない印象を受ける。

XPはWindowsフリップをサポートしておらず、アイコンで切り替えるアプリケーションを識別する必要があるため、VistaやWindows 7に比べて操作性はいまひとつだ(写真=左)。VistaのWindowsフリップ(写真=中央)と、Windowsフリップ3D(写真=右)。ウィンドウの内容をサムネイルで一覧表示してくれるので、アプリケーションを識別しやすい

Windows 7のWindowsフリップ(写真=左)と、Windowsフリップ3D(写真=右)。Windows 7のWindowsフリップは、選択したウィンドウ以外が透明になり、目的のウィンドウを直接確認できる

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