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» 2009年08月28日 00時49分 公開

これは便利! 「Snow Leopard」を実際に使って感じた新機能“トップ20”Snow Leopardのここに注目(1/4 ページ)

ついにSnow Leopardの発売された。深夜販売で購入した人はさっそくインストールを始めた人もいるころだろうか。ここでは筆者が1週間Snow Leoaprdで作業し、日常的に使う中で気に入った新OSの変更点をランキング形式で紹介していこう。

[林信行,ITmedia]

 「Mac OS X v10.6 Snow Leopard」には、ドック、Finder、エクスポゼ、QuickTime Xといったアップルが大々的に宣伝している新機能以外にも、実にたくさんの改善点や新機能がある。

 Mac OS Xそのものは1000以上のプロジェクトの集合体だが、アップルはなんとその90%ほどを手直ししているという。つまり単純計算でも900個近い変更点があるというわけだ。その中には、元々Carbon技術でつくられていたものを先進的なCocoa技術で見た目も機能もそっくり作り直すといった分かりにくい変更点もあるが、見て分かるものを列挙していくだけでもかなりの数になるし、人によって心に響く改善点も異なるだろう。そこでここでは筆者が実際に1週間Snow Leoaprdで作業をする中で、便利だと感じたり気に入った変更点をランキング形式で紹介していきたいと思う。

1位――「開く」ダイアログでのQuick Look

 実は使い込んでみるとすごく便利なのが、Snow Leopardでは「開く」ダイアログ(シートともいう)でQuick Lookが使えるようになったことだ。筆者はよく同じ書類の別バージョンを作成するのだが、そうするとどうしてもファイル名も似通ってしまうため、いざファイルを開こうとしたとき、どれを開けばいいのか分からなくなってしまうときがある。確かに前バージョンのLeopardでも、開くダイアログで書類のアイコンがサムネイル形式で表示されるので、書類の見た目にレイアウト的な違いがあれば簡単に区別はできる。


 しかし、Snow Leopardではダイアログボックスで開こうとしているファイルを選んだ状態でスペースキーを押せば、Quick Look機能でその書類の中身が大写しで表示される。これは本当に便利なのでぜひ活用してみてほしい。

「Snow Leopard」を実際に使って感じた新機能“トップ20”(1)
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2位――QuickTime X「新規画面収録」

 PCを使っていると、操作画面の様子を動画にしたいことがある。Mac OS XならFinderでの写真のカバーフロー表示やQuick Lookといった見た目にも美しい機能が、ハリボテ的にではなく、見事に美しい1つの世界観をもってアニメーションで表現されているので、画面操作を見せるだけでも十分映像作品になり得る(例を挙げるなら、かつてMac OS Xの画面だけで音楽ビデオを作ってしまった人もいる(→参照)。ただし、これまでMacの画面操作を動画として録画するには、それなりの値段がする専用ソフトウェアが必要だった。

 ところがSnow Leopardでは、QuickTime Xにこの機能を内蔵してしまった。しかも、これまでの市販ツールを上回る出来映えだ(そもそもインタフェースの見た目がかっこいいうえに、収録完了と同時に録画用ウィンドウがふわっとQuickTimeムービーに変わるアニメーションがものすごく楽しくて、これが見たいためだけにむだに画面収録をしたくなることも……)。操作が終わったらメニューバーに表示される停止ボタンで収録を停止する。内蔵マイクやライン入力で音声を一緒に収録できるのも便利だ。

 また、QuickTime Xなら、ムービーの前後にある余計な部分は、iPhone 3GSと同じ非常に簡単なトリム操作で編集できる。この機能を使えば、例えばほかの人にアプリケーションの操作方法を説明するためのビデオを簡単に作成できるし、初心者がどの操作で手間取っているのかを説明するのにも使えるはずだ。

(訂正)――着々とワープロに向かって進化している「テキストエディット」

<おわびと訂正>

記事初出時、新機能の3位に挙げていた「テキストエディット」のリスト作成と表組み作成は、Snow Leopardでは呼び出しやすくなってはいますが(メニュー>フォーマットの下)、すでに実装されている機能でした(以前はメニュー>フォーマット>テキストの下)。読者のみなさまにおわびをするとともに訂正いたします。また、3位を欠番とし、代わりに21位「右から左に書く言語が快適に」を追記しました。

 テキストファイルやRTF、Wordの書類など、文書ファイルを開いて簡単な編集を行える「テキストエディット」だが、Mac OS Xがバージョンアップを重ねるごとに、Word書類への対応など、着実に進化を続けてきた。

 元々テキストエディットは、Cocoa開発環境のリッチな機能を使えば、ほんのちょっとプログラミングするだけで、かなり高機能なテキストエディタを作ることができる、ということを見せるためのショーケース的なアプリケーションだったのだが、今では着実にMac OS X標準添付のワープロソフトになることを目指しているのではないかとさえ思える。

テキストエディットにリスト作成と表組み作成が追加された

 そのテキストエディットに、Snow Leopardから新たに加わった機能は、表組作成とリスト作成だ。表組では、複数のセルを選択して結合したり、入れ子のセルにすることもできれば、セル単位で背景色を変えることもできる。セル内の文字の位置合わせのオプションも充実している。

 リストというのは、箇条書きをするための機能だが、アイテムの頭につける文字列を設定できるのが便利で、「第」+数字+「部」といった設定にして、「第1部」「第2部」などと表示させることもできるようになった。

4位――Google Mapsが驚くほど速い!

 筆者は普段、2.8GHz動作のMacBook Proを愛用しているが、Snow Leopardは2.66GHz版のMacBook Proでテストをした。それにも関わらず、Google Mapsの操作は圧倒的にSnow Leopardがを入れた2.66GHz版のほうが速いと感じた。

 地図の拡大/縮小もあっという間で、もしかしたらSnow Leopardの側だけ情報がキャッシングされているのではないかと思い、違う場所を選んで再び地図を表示してしまったくらいだ(結果、速いのはやはりSnow Leopardを入れたほうだった)。同じネットワークに接続している2.8GHz版MacBook Proを横に並べて、Google Mapsで同じ場所を表示させようとすると、一瞬「読み込み中」などと出てから表示される。

 これはSafari 4が、Snow Leopard上では64ビット動作になり、JavaScriptの動作が最大50%ほど高速化された恩恵なのだろうが、これが本当に50%なのかと驚いてしまう。もちろん、Google MapsだけでなくGoogle Appsのそのほかの機能もLeopardに比べて格段に速くなっているが、筆者的に一番体感速度が上がっていて、しかもそのことで恩恵を受けたのはGoogle Mapsの利用だ。

5位――iCal/アドレスブックがGoogle CalendarとGmailに対応

 アップルがSnow Leopardの目玉として売り込んでいる機能の1つが、Exchangeサーバへの対応だ。Echangeの売りであるミーティング用の空き時間検索まで標準で対応したSnow LeopardのExchange対応は、確かにかなり本格的ですばらしい。

 だが、筆者は個人的には、カレンダーはGoogle Calendarを、そしてメールはGmailで管理している。そんな人は絶対にSnow Leopardへアップグレードするべきだ。Snow LeopardではなんとiCalとアドレスブックが標準でGoogle Calendar/Gmailに対応している。

アドレスブックとiCalがGoogle CalendarとGmailに対応

 iCalの「環境設定」の「アカウント」設定を選び「+」ボタンを押すと、「アカウントの種類」というところで「Google Calendar」や米Yahoo!の予定表サービスが選べるようになっている。ここでGoogleアカウントのIDとパスワードを入れれば、すぐにGoogle Calendarの内容が読み込まれ、予定を入れることも可能になり、まるでiCalがGoogle Calendar専用クライアントのように振る舞う。インターネット接続環境がないオフラインの状態でも見ることができるし、非常に便利だ。

 同様にアドレス帳でも「アカウント」の追加でGoogleと米Yahoo!が選べるようになっており、両社のメールサービスのアドレス帳と連携ができるようになっている。

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