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» 2009年09月29日 11時24分 公開

自宅のPCをいつでもどこでも:「LaVie Light Luiモデル」で変わるNetbookライフ (2/2)

[瓜生聖,ITmedia]
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自宅のPCを手元で使う――Luiによる環境共有

 Luiソリューションが提供する環境共有方法は3つある。1つはLuiソリューション最大の特徴であるリモートスクリーンだ。これはPCリモーターサーバボードによるハードウェア画像圧縮を利用する。自宅のPCが表示するデスクトップ画面を画像として扱い転送するため、用途に応じて拡大/縮小やパフォーマンスのチューニングなどが自由にできる。

 リモートスクリーンを起動するとウィンドウ上部に設定用のアイコンが表示される。Window Fitはデスクトップ全体をウィンドウサイズに合わせて自動的に拡大/縮小する。ウィンドウサイズによっては見づらくなるものの、リモートPCをウィンドウの1つとして操作・閲覧できる。PCとMOVIEのボタンは操作への応答性を重視するか、それとも動画の再生を重視するかを切り替えるものだ。この効果は絶大で、MOVIEにすればマウスカーソルの追従性は落ちるものの、HD映像ですらコマ落ちしなくなる。

リモートスクリーンでWindow Fitを有効にしておくと、ウィンドウサイズによってリモート側のデスクトップが自動的に拡大・縮小される(画面=左)。フルスクリーンにするとまるっきりPCリモーターサーバーのデスクトップに。Aeroも有効になっているのが分かる。なお、リモートスクリーンは画面全体がDirectXのオーバレイ表示になっているため、この画面はリモートアシスタンス経由でキャプチャしている。本来よりも低い画質になっていることをご了承いただきたい(画面=右)

 また、画質重視、動き重視といったチューニング用ボタンもある。ただ、画像として扱う以上、細かい文字などはにじんだりぼやけたりするという問題がある。オフィス文書や画像編集などの細かい識別が必要な場合はリモートデスクトップを利用すればよい。リモートデスクトップは通常のリモートデスクトップとまったく同じで、画像自体を転送するのではなく、描画命令を転送する。そのため、細かい文字もくっきりと判別できるシャープさが特徴だ。オフィス文書の編集などに向くだろう。

 ファイル共有はWindowsのファイル共有と同じで、LaVie Light LuiモデルとPCリモーターサーバ間でファイルのやりとりをする際に利用する。これはPCリモーター側が1台の独立したPCとなったがゆえに追加された機能だ。なお、リモートデスクトップ、ファイル共有もセーフコネクトによって安全に接続された通信路を使用する。単なる既存機能へのショートカットではない。

リモートデスクトップは文字もくっきり表示される(画面=左)。PCリモーターソフトの接続設定画面。接続のための情報はメールを使ってやりとりする(画面=中央)。ファイル共有を行ったところ。ipconfigの結果を見るとLaVie Light Luiモデル側のインタフェース(192.168.0.165)とPCリモータサーバ側のインタフェースが見える。PCリモーターサーバー側はSafeConnect VPN Adapterと表示されている(画面=中央)

LAN内でも活用

 LaVie Light Luiモデルは、10.1型ワイド液晶ディスプレイ(1024×600ドット)を搭載し、最薄部は27.5ミリ、重量も1.14キロと、取り立てて軽量・薄型を追求したモデルではない。だが、標準で大容量バッテリー(公称8.5時間駆動)を搭載しているほか、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、有線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、130万画素Webカメラ、アナログRGB出力と、豊富なインタフェースを内蔵している。USB 2.0ポートも余裕の3ポート搭載だ。特にアナログRGB出力を活用すれば、PCリモーターサーバーの画面を、別の部屋のテレビやプロジェクタで楽しむなど、Luiをワイヤレス/ネットワークディスプレイアダプタとして利用することもできる。

 LaVie Light Luiモデルの実売価格が5万5000円前後、サーバボードのLU-AC-RB003は約3万5000円だが、セットでは実売で8万0000円を切る価格で販売されている。“インターネットに接続するとベンチマークスコアが跳ね上がる”という、ほかに例を見ないとんがったNetbookとしては、非常にお買い得な製品だろう。

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