「毎日が日曜日みたいな状況です」――予想を超える反響が続くWindows 7古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2009年10月26日 17時43分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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「ウチらのせいですけど、64ビット版Ultimateが超品薄です」

10月23日のソフマップ秋葉原本館前。大々的にWindows 7を売り出していた

 既報の通り、10月22日0時にDSP版、同日9時からパッケージ版のWindows 7が発売された。新OSの解禁以降、アキバ電気街にはせきを切ったように多数のユーザーが詰めかけている。ソフマップ秋葉原本館は「給料日前の平日でも、普段の日曜日に近いお客さんの数ですね。少なくとも今のところは、深夜販売の勢いが持続していると思います」と、好調な売れ行きを喜んでいた。

 DSP版は32ビット版と64ビット版が個別にラインアップされており、それぞれUltimateとProfessional、Home Premiumの3エディションが売られている。パッケージ版は32ビット版と64ビット版が同梱されており、1つのライセンスでどちらを使用するか選択する。エディションはDSP版と同じだが、旧Windowsからのライセンスを引き継ぐ「OSアップグレード版」や、Windows 7内のエディションを上位にアップする「エディションアップグレード版」、Windows 7 Home PremiunのOSアップグレード用3ライセンスを同梱した「Windows 7アップグレード版ファミリーパック」、通常のアップグレード版よりも数千円安い「発売記念優待パッケージ」(Ultimate除く)など、幅広いラインアップがそろう。

 このうち、PCパーツショップで最も人気があるのは、DSP版の64ビットUltimateと、パッケージ版のUltimate各モデルだった。特にDSP版64ビットUltimateが在庫切れしたショップは多い。ドスパラ秋葉原本店は「金曜日に売り切れて、土曜日には再入荷したのですが、それもすぐに売り切れました。次は週明けに入荷しますが……需要に追いつくか不安です」と語る。また、別のショップは「品薄の原因は我々ショップにあります。単純に、こんなに売れるとは思わなかったので、仕入れ数が足りなかったんですよ。おそらくマイクロソフトの工場では潤沢に生産されていると思うので、週明けからは急ピッチで入荷していこうと思っています。本当に予想以上の反響ですね」と話していた。

 2007年にWindows Vistaが登場した際は、新OSが売れるかたわらで旧OSも順調に売れていたという話が各所で聞かれた。しかし、今回は10月22日を境に前バージョンのWindows Vistaがサッパリ売れなくなったとの声がいくつも聞かれた。パソコン工房 秋葉原本店は「VistaをプリインストールしたショップブランドPCがまったく動かなくなりましたね。将来的にはOSを入れ替えて出荷する必要があるかもしれません。まあ、Windows 7搭載マシンは好調に売れていますから、頭を抱えるというわけではないですけど」とコメントする。

 また、PCゲーマーが多数来店するパソコンショップ・アークも「Vistaが登場したときはゲームが新OSに非対応ということで、Windows XPを買い求める人がたくさんいました。しかし今回は、7で動作するゲームも最初から多いこともあり、そうした前OSにこだわる人はあまりいませんね」と話していた。

 Windows 7発売直前に街を覆った買い控えも、一転して買い換えラッシュに変わり、久々の好景気を満足げに眺めるショップは多い。ただ、それでも将来に対しての楽観視は少ない。T-ZONE.PC DIY SHOPは「買い控えの反動ともいえる買い換えラッシュはありがたいですね。ただ、本当の勝負といえるのは年明けでしょう。おそらく、年末商戦までは現在の好調な状態が続くと思いますが、2010年になって一段落したあとにどれだけ安定した需要を確保できるか。好調な今のうちから考えておかないと『寿命がちょっと延びただけ』になってしまいますからね」と語る。

T-ZONE.PC DIY SHOPでは、パッケージ版でもUltimateの在庫が切れていた(写真=左/10月23日時点)。TSUKUMO eX.のWindows 7価格表。DSP版Ultimateが売り切れとなっていた(写真=中央/10月23日時点)。パソコンショップ・アークも同じ状況。なお、現在貴重なWindows XPも少数入荷しているとのこと。「XPの需要はまだあるので、すぐに売り切れると思います」(写真=右)

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