「MSI 子どもパソコン組み立て教室」を参観してきた“ひとりでできるもん”と小学生が張り切る(2/2 ページ)

» 2010年07月28日 18時56分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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かくして、新たな自作PCユーザーが誕生した

 参加した小学生に聞いてみると「部品をくっつけるのは、別に怖くないし難しくなかった」ということだったが、その一方で「コードがたくさんあって、どこにつなげたらいいのかが難しかった」という声が多く聞かれた。PCの自作に慣れているユーザーは、これを聞くと「ははーん、フロントパネルからのコードをマザーボードに接続する部分だな」と思うかもしれないが、実は、それ以上に参加者が難しいと思ったのが、電源ユニットから延びるコードだった。組み立て教室では、自作PCユーザーから人気のある“コード抜き差し式”のモデルを使用したが、初めて組み立てに挑戦する参加者には「どのケーブルを使って、どことどこに差せばいいの」と迷うことになったらしい。

「これ、グラフィックスカードっていうんだって」「どこに差すのかな?」(写真=左)。「お父さんは、ここだと思うな」(写真=中央)。「うーん。お父さんは、そこじゃないと思うな」(写真=右)

「ボクは真剣だもんねっ!」(写真=左)。「次はメモリを差すんだっ!」(写真=中央)。「お父さん、ここっ! ここに差すんだよ!」(写真=右)

 こうして、説明を聞きながら「自分の力&ときどきお父さんお母さん」の作業を進め、およそ2時間でPCの組み立てが完了。液晶ディスプレイとキーボード、マウスを接続して電源を投入し、起動画面が表示されたところで「無事成功」となった。

 電源を入れても起動しないPCもあったが、MSIのスタッフがその場で原因を解明し、理由を説明しながら起動させることに成功した。原因は4ピン電源ケーブルの接続忘れや、差し込みが不完全なメモリなど単純なもので、参加者としては、期せずしてトラブルシューティングの方法も教えてもらえるチャンスだったといえる。

さあ、タワー型PCケースの登場だ(写真=左)。電源ユニットをネジ止めして(写真=中央)、光学ドライブとHDDを載せよう(写真=右)

マザーボードのピンにケーブルを差して(写真=左)、マザーボードをPCケースに入れたら(写真=中央)、光学ドライブとHDDにSerial ATAケーブルを差してマザーボードとつなぐ(写真=右)。おお、PCっぽくなってきたぞ

「お父さん、最後はグラフィックスカードだってさ」「おぅ、そうだってな」(写真=左) というわけで、グラフィックスカードを組み込んで作業は終了(写真=中央)。液晶ディスプレイとキーボード、マウスを接続して電源を投入、起動画面が表示されて無事成功(写真=右)

 参加者全員のPCが無事起動して、最後はMSIの鄭氏から修了書が参加した子どもの1人1人に手渡されて組み立て教室は終了。参加した子どもからは「もらった教科書を読めば、自分でPCを作れると思う。できたら、部品を買って帰りたいけど、お父さん、だめかな」という声も聞かれるなど、新たな「自作PCユーザー」が誕生したようだ。お父さん、「PCの部品」を買ってあげてねっ!

組み立て教室の修了書が鄭氏から手渡される。子どももうれしいが、お父さんもうれしい(写真=左)。組み立て教室を終えて「自分でも作れると思う」という参加者も多数。新たな自作PCユーザーが誕生するとともに、スタッフと交流することで、「MSI」そのものに親しみを持ってもらったことが、組み立て教室で得た最大の成果といえるかもしれない(写真=右)

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