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“IP65”なTOUGHBOOKにバケツで水をかける敬礼美女とTOUGHBOOKはよく似合う(1/2 ページ)

» 2010年09月02日 18時47分 公開
[長浜和也,ITmedia]

ほぼ4年ぶりとなる“新型番”TOUGHBOOK

 今回、TOUGHBOOKの新モデルとして「CF-31」と「CF-19」が登場したが、CF-31は、13.3型ディスプレイ搭載のクラムシェルモデルとしては、ほぼ4年ぶりとなる型番変更を伴なう新モデルとなる。ボディデザインが一新し、システムのプラットフォームが最新世代のCalpellaを採用しただけでなく、TOUGHBOOKシリーズで最も重要な堅牢性能も従来のIP54準拠からIP65準拠へと強化されたなど、「30から31」という型番以上に大きく変化した。

 CF-19も同じボディを採用した同一型番のアップデートモデルとしては4代目となるが、IP65の準拠とCalpellaプラットフォームの採用など、こちらもCF-31に相当する改善がなされた。なお、CF-31とCF-19のスペックについては、「パナソニック、堅牢性能を強化した新デザインTOUGHBOOK」を参照していただきたい。

13.3型ディスプレイを搭載したクラムシェルボディの「CF-31」と10.4型ディスプレイを搭載したコンバーチブルタイプの「CF-19」(写真=左)。CF-31は、ボディデザインが改められ、本体の重さも約3.72キロと、従来モデルからわずかに軽くなった(写真=右)

 発表会では、CF-31とCF-19の特徴がデモを交えて紹介された。CF-31は、TDP35ワットの通常タイプのモバイル向けCPU「Core i5-520M」を搭載する。動作クロックが定格で2.4GHz、Turbo Boost Technology有効時で最高2.93GHzと、3GHzに近くまで上がるCore i5-520Mによって高いパフォーマンスを発揮できるが、それだけにボディ内部で発生する熱も多くなる。

 従来のCF-30までは防水防じん性能を確保するためボディを密閉できるファンレス構造としていたが、より高い冷却性能が要求されるCF-31では、クーラーユニットにファンを内蔵することになった。しかし、その一方でIP65というCF-30より強化された防水防じん性能も実現しなければならない。

 そのため、パナソニックは水と“じんあい”の進入を防ぐクーラーファンを独自で開発した。このファンでは、モーター部を覆う軸回りの構造を入り組んだ迷路形状とし、さらに防水キャップを設けることで、水とじんあいの進入を防いでいる。発表会では、水を入れたコップの中にクーラーファンを沈めても動作するデモが紹介された。

左側面には防水カバーで覆われた内部に(写真=左)、PCカードスロット、SDメモリーカードスロット、そして、バッテリーパックが収容されている(写真=右)

右側面は、各インタフェースごとに防水カバーが用意され(写真=左)、HDDベイに有線LAN、2基のUSB 2.0、電源コネクタ、そして、HDMIが用意される(写真=中央)。防水カバーは密閉度を高めるために、いったん舌に押し下げてから手前に引き出す(写真=右)

背面にはシリアルポートと2基のUSB 2.0、アナログRGB出力などを設置する。防水カバーはシリアルポートが独立して、ほかは共有のカバーで覆われる(写真=左)。天面は従来のツールボックスを模したモールドは残しているが、無線接続用アンテナの受信感度を確保するためCF-U1などで採用された弾性のある樹脂素材「エラストマー」を大幅に採用した(写真=右)

発表会では、インテルのノートPC向け最新プラットフォーム「Calpella」や独自開発のファンの採用などで一新されたCF-31の内部も公開された。右下にあるファンのあるエリアは防水性のある隔壁でシステムエリアと隔離され、CPUなどから発生する熱はヒートパイプでファンのエリアまで誘導される(写真=左)。このほか、独自開発のクーラーファンを水に沈めて動かしたり(写真=中央)、ボディの密閉性を訴求するため「水に浮かべる」デモをしたりと(写真=右)、ユニークな方法でCF-31の特徴を紹介した。TOUGHBOOKのコンシューマーユーザーには「ボート/ヨット乗り」が少なからずいるが「水に浮かぶPC」という特徴は、そういう「船長」たちから多くの注目を集めるはずだ

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