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ナナオ、マルチタッチ対応の23型フルHD液晶「FlexScan T2351W-L」VAパネル/新スタンドを採用

» 2010年09月09日 17時00分 公開
[ITmedia]
「FlexScan T2351W-L」

 ナナオは9月9日、マルチタッチ対応の23型フルHD液晶ディスプレイ「FlexScan T2351W-L」を発表した。10月15日に発売する予定だ。価格はオープン、同社直販サイト「EIZOダイレクト」での販売価格は6万9800円。

 Windows 7のマルチタッチ機能(Windowsタッチ)に対応し、2本の指で画面に触れて操作可能なタッチパネル付き液晶ディスプレイ。タッチパネルの種類は光学方式(赤外線光学イメージング方式)で、指や手袋をした状態でもタッチ操作が可能だ。専用のタッチペンも付属する。表面に強化ガラス(表面硬度:6Mohs)を使うことで、耐久性も高めた。タッチパネルの透過率は88%だ。

 スタンドはチルト角度を6段階に調整可能な新タイプの「LaidBack Stand」(レイドバックスタンド)を採用。画面を倒していくと、画面を上から見下ろしながら自然な姿勢でタッチしたり、手元で書籍を読むようなスタイルになる。紙の書類の見え方を画面上で再現する「Paperモード」や、周囲の明るさに応じてバックライト輝度を自動調整する「Auto EcoView」機能も備え、文書や電子書籍の閲覧にも配慮した。

デジタルフォトフレームのように、液晶ディスプレイ部が接地し、背面のチルトスタンドで本体を支える構造となっている
ボディを側面から見た様子。チルト角度は15度、25度、35度、45度、55度、65度の6段階に調整できる
製品には専用のタッチペンも付属する。赤外線光学イメージング方式なので、指や手袋をした状態でもセンサーは反応する

 基本スペックは2009年12月に発売された「FlexScan EV2334W-T」を踏襲。ゲーム用途に向いた解像度強調技術(Power Resolution)と専用ガンマ設定(Power Gamma)を同時に適用する「Gameモード」を搭載し、信号入力から映像表示までの遅延は1フレーム以下に抑えたほか、オプションのカラーマッチングツール「EIZO EasyPIX」に対応するなど、幅広い用途が想定されている。

 液晶パネルはVA方式(表面はグレア仕様)を採用。最大表示色は約1677万色(8ビット表示、10ビットガンマ補正搭載)、輝度は最大265カンデラ/平方メートル、コントラスト比は3000:1、応答速度は黒→白→黒で25ms、中間階調で7ms、視野角は上下178度/左右178度だ。

チルト機構と干渉しないよう、端子類は側面にある

 インタフェースは映像入力にHDMI、DVI-D(HDCP対応)、D-Subの3系統を装備。音声入力とヘッドフォン出力、モノラルスピーカー(出力350ミリワット)も搭載する。そのほか、タッチパネルのUSBシリアル転送に用いるUSB 2.0アップストリームポートも1基備えている。

 本体サイズは557(幅)×194〜367(奥行き)×204.5〜375.5(高さ)ミリ、重量は約7.6キロだ。ボディカラーは、ブラックとグレイブラックの2色を用意する。

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