“Sandy Bridge”のP67マザーがサラッと並んだ「PC-DIY EXPO 冬の陣」古田雄介のアキバPickUp(1/2 ページ)

» 2010年12月20日 16時12分 公開
[古田雄介、吉川慧,ITmedia]

「ウチはレガシーを大切にするんですけど、もうPCIは……ありませんっ」――注目を集めたP67マザー

「2010 AKIBA-PC-DIY EXPO 冬の陣」会場の様子

 12月18日と19日の2日間、ベルサール秋葉原で自作PCのユーザーイベント「2010 AKIBA-PC-DIY EXPO 冬の陣」が開催された。主催はユニットコムで、協賛メーカーは40以上。会場には多数のメーカーブースが並び、メインステージのセッションとあわせて、終日会場がごった返すほどの来旨乗車を集めていた。

 PCパーツ系のセッションは、高橋敏也氏による初心者向けのオーバークロック解説や、ユニットコムと日経BP社共催の自作PCコンテスト「P-1グランプリ2010」など、自作PCの面白みを伝える企画が用意されたほか、AMDやNVIDIAなどの協賛メーカーによる新製品のプレゼンも多数盛り込まれていた。ユニットコムのスタッフは「メーカーとお客さんが直接話す機会はなかなかないんですよね。そういう場を提供して、少しでもDOS/V業界が盛り上がればと思います」と意気込む。

高橋氏のトークセッション「オーバークロックPCを語る!」の様子(写真=左)。P-1グランプリは、就活中という大学生が「NVIDIA信者が目指したゲーミングPC」で優勝した(写真=中央)。NVIDIAはセッションで「もう目玉焼きができるとかいわせません!」とGeForce GTX 580の優秀ぶりをアピールしていた(写真=右)

 そして、各メーカーのブースも意欲的な展示が並んでいた。なかでも注目を集めていたのはMSIのブースだ。次世代チップセットのP67を搭載したマザーボードが並べられおり、未見のチップセットをじっくり観察しようとするユーザーが群がっていた。P67は、年明けまもなくの登場がウワサされているCPU「Sandy Bridge」に対応することが知られており、2011年のスタンダードなチップセットになる可能性が高い。

 「P67A-GD65」など新チップセットを搭載した4製品について、MSIのスタッフは「ウチはレガシーを大切にしているんですが、PCI Expressの環境がそろったと考えて、このモデルではPCIスロットを省いています」と、細部のこだわりまで語ってくれた。そのほかのP67マザーは「P67A-GD55」と「P67A-C43」で、micro-ATXのH67マザー「H67MA-E45」もお披露目されていた。

MSIのブース(写真=左)。左から「P67A-GD55」と「H67MA-E45」、「P67A-C43」(写真=中央)。展示されたうちの最上位の「P67A-GD65」(写真=右)

 OCZのブースは、PCI Express接続のSSD「RevoDrive」シリーズをアピール。RevoDrive X2を2枚差ししたデモ機を稼働させながら、「他社さんは法人向けばかりが目立ちますが、ウチは個人向けにPCI Express SSDを売っている強みがあります」とライバル社を意識したコメントを残した。また、ELSAは歴代のグラフィックスカードを並べたボードを大きく張り出し、展示機ではGeForce GTX 570とGeForce 7900 GSの比較デモを披露。同社スタッフは「7900 GSは2006年製ですが、この時期のカードを現役で使っている方も多いです。4年間でどれだけ性能が向上したか見てもらおうと企画しましたが、これを見て買い換えを検討する人が多いみたいですよ」と狙いが当たってうれしそうだった。

OCZのブース。歴代のPCI Express型SSDの流れと、現行のRevoDrive X2の性能を示すデモを用意していた(写真=左/中央)。ELSAはさらに巨大なボードで1999年からのグラフィックスカードの流れをまとめていた(写真=右)。※記事初出時、OCZの名称を誤って記載しておりました。おわびして訂正いたします

ラトックシステムズのブースで注目を集めていた、メモリ液晶付きリムーバブルケースと外付けHDDケース。保存データの内容やHDDの残り容量などがひと目で確認できる(写真=左/中央)。LG電子の21.5型フルHDディスプレイ「FLATRON LCD E2290V-SN」は来年1月に発売予定。LEDバックライトとIPSパネルを採用しており、注目度は高かった(写真=右)

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月10日 更新
  1. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  2. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  3. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  4. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  5. Apple Siliconはなぜ「オンデバイスAI」に強いのか? NVIDIA「RTX Spark」との比較で読み解くシリコン設計の哲学 (2026年06月08日)
  6. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  7. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
  8. 新GPU「RX 9070 GRE」搭載カード発売! 既存上位モデル「RX 9070 XT」との価格差に悩む声も (2026年06月08日)
  9. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  10. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー