勝手に命名した「モバギロイド」に突撃レビュー!:2011 International CES(1/2 ページ)

» 2011年01月08日 13時30分 公開
[長浜和也,ITmedia]

モバギロイドとアンドロギア、ひょっとするとモバギあん

日本の一部ユーザーから熱い視線を集めているキーボード搭載のAndroidデバイス。正式名はまだない。なので、いまここで勝手に「モバギロイド」と名づけてみる

 NECは、2011 Internarional CESで、キーボード付きのクラムシェルデバイスを公開した。2010年の暮れに展示が予告されてから、ユーザーから「モバイルギアの復活か!」という反応とともに注目されていた期待のモデルだ。

 この報告では、展示されていたサンプル機材を実際に操作して判明したことと、ブースに用意されていた説明(といっても1画面分にすぎないが)、そして、ブースにいた関係者との会話など、その場で収集できた情報を基に、記者が勝手に「モバギロイド」と名づけたデバイスの姿を説明してみよう。

 7型ワイドの液晶ディスプレイを搭載したモバギロイドのボディは、天面をピアノのような光沢のあるブラックにそろえ、本体の周辺部にカーブを取り入れるなど、その外観の雰囲気は、道具を思わせたモバイルギアと異なり、“ファッショングッズ”を意識させるほどだ。

 プラットフォームはNVIDIAのTegra 2(具体的にはTegra 250)を採用する。データストレージは本体内蔵のフラッシュメモリで容量は1Gバイト。Tegra 2の採用によって、高性能のグラフィックスコアを利用できるため、負荷の軽い3Dゲームや1080pフルHDコンテンツの再生にも対応できるだけの性能を有する。

 7型ワイド液晶ディスプレイの解像度は800×480ドットと、高解像度のスマートフォンと変わらない。7型ワイドというサイズだけあって、それ以上の解像度も期待したいが、「供給されているAndroidアプリケーションのほとんどが800×480ドットまでを想定しているので」という事情を考慮したようだ。ディスプレイには感圧式のタッチパネルが組み込まれている。それでも表示の画質はくっきりしていて、ゆがみやにじみを感じさせない。サンプル機材でタッチ操作をしたところ、押し込む感じでタッチをしないと反応しない傾向があった。

7型ワイド液晶ディスプレイの解像度は800×480ドットで、これはすでに登場しているAndroidアプリケーションが対応する解像度を考慮した(写真=左)。ディスプレイは180度開く。しかし、天面ユニットが重いため、ある程度開くと後ろに倒れるのが確認された。ひざの上で使うときは注意する必要があるだろう(写真=右)

モバイルギア、いや、モバギロイドの命はキーボードにあり

 気になるキーボードはJIS配置で、右寄りの記号キー以外、ほとんどのアルファベッドキーで均等なピッチを確保している。簡易ものさしで実測したところ、キーピッチは約16.5ミリ、キーストロークは1.2ミリというところだった。実際に文章を入力すると、キーピッチの数値以上に余裕を感じて10本指を使ったタイピングでも指がすれてストレスがたまるとか、中央の3本ずつを使った変則指使いの必要は感じなかった。

 また、キーを打つ感触も、キーストロークの値以上に、ぐいと押し込んだことがはっきりと認識できる。加えて、打ち込んだ力をしっかりと支えてくれる剛性を持っていた。悪いと思いながら強めにたたいた場合でも、キーボードパネルがたわまないのは、このサイズのデバイスでは珍しい。なお、一部のユーザーにはとても気になる“ASCII配列キーボード”は、グローバル展開が明らかにできない状況ゆえ、その可能性についてもいえることはないとのことだ。

モバギロイドのキーボードは、ほとんどのアルファベッドキーで均等のピッチを確保している(写真=左)。実測で得られたおおよそのキーピッチは16.5ミリだった(写真=右)

 キーボードの手前中央部には、小さな正方形のパネルが用意されている。一見、なにかのセンサーかと思いきや、センサーはセンサーだが、ポインティングデバイスに使えるタッチパッドだった。このパネルの上で指をスライドさせれば、タッチパネルを内蔵したディスプレイが指でスライドしたのと同じ挙動をする。このパネルはプッシュボタンになっているので、ぐっと押し込めば、それが画面をタップしたのと同じ操作になる。キーボード下の中央部にあるので、トラックボールを搭載したノートPCのように手をホームポジションにおいたまま親指でスライドさせたが、指の動きに違和感なく操作できた。

キーボード手前中央にある正方形のパネルはポインティングデバイスとして使うタッチパッドだ(写真=左)。トラックボールのように親指で使っても、無理のない動きで操作できる(写真=右)

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