“山手線ぐるぐるベンチ”でUSB地デジチューナーを徹底比較(後編)テレキング vs. ちょいテレ・フル(1/2 ページ)

» 2011年03月09日 17時00分 公開
[吉川慧・古田雄介(ぜせ),ITmedia]
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ITmedia恒例、山手線ベンチマーク――ノートPC片手に受信感度を比較

アイ・オー・データ機器「テレキング GV-MVP/FZ」(1万円弱)と、バッファロー「ちょいテレ・フル DT-F200/U2W」(1万6000円前後)

前編では、人気のUSB地デジチューナー「テレキング GV-MVP/FZ」と「ちょいテレ・フル DT-F200/U2W」の使い勝手を見てきた。後編では受信感度をチェックしていこう。

 両チューナーとも、屋外向きのロッドアンテナとF型変換ケーブルで家庭用アンテナにつなぐ2通りの接続が利用できる。家庭用アンテナを使う場合はその受信感度に強く依存するが、ロッドアンテナはモデルによって実力差が出やすい。

 まずは、埼玉県さいたま市の筆者宅(木造、すぐ近くに高速道路あり)でロッドアンテナでの受信を試してみた。筆者の自宅はケータイ付属のワンセグチューナーでテレビ埼玉1局のみをやっと受信できるレベルで、まともに視聴をするためにはベランダに出なければならないという劣悪な環境にある。

 さっそくテストをしてみると、GV-MVP/FZはベランダに出ずとも窓際に寄ることで同局を受信できた。DT-F200/U2Wに関しても同様の結果だ。DT-F200/U2Wのダイバーシティモードでは、部屋の中央付近でもかろうじて視聴することが可能だったが、どちらにせよチャンネル取得自体が1局しかできないので、比較は厳しい。やはり自宅ではF型変換ケーブルでの接続が必須だ。

 主に屋外利用を想定した際の受信感度を確かめるには、やはり“アレ”しかないだろう……というわけで山手線でのベンチマークテストを実施することにした。

GV-MVP/FZはロッドアンテナとF型変換ケーブルを排他で利用できる(写真=左)、DT-F200/U2WもメインのロッドアンテナとF型変換ケーブルを付け替える仕様だ(写真=右)

 前編でもお伝えしたが、GV-MVP/FZとDT-F200/U2Wの両チューナーはワンセグ及びフルセグの手動切り替えと自動切り替えができる。今回はメインアンテナ1本を使用し、フルセグ受信のみにした「通常モード」と「ワンセグ・フルセグ自動切替モード」での比較をメインに据えた。さらにDT-F200/U2Wは2本のアンテナによる受信強化「ダイバーシティモード」を搭載しているので、この機能を使ったフルセグの受信能力も試してみる。

埼玉県への玄関口といえる池袋駅から外回り電車に乗ってスタートした

 ベンチマークテストは、時間帯による混雑状況を平均化するために2日に分け、初日は通常モード、2日目はワンセグ・フルセグ自動切り替えモード及び、DT-F200/U2Wのダイバシティモードの検証をした。対象となるチャンネルはNHK総合、NHK教育、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビの計7つ。発車後、速度が安定する約10秒後から次の駅に到着するまでの走行中に、各チャンネル5秒間の視聴状況で判定をする。

 事前の予想としては、テレビ塔となる東京タワー直近の浜松町駅の受信感度がよさそうだが、逆に遠方に位置する田端や池袋付近になると、どの程度まで映るのかが気になるところだ。ちなみに、準備段階として、山手線に乗り込む前にスタート地点の池袋ホームで通常モードの受信能力をチェックしたところ、両チューナーともにたまに映像の乱れが発生するものの、停止した状態での視聴ではどのチャンネルも十分に視聴できるレベルだった。さすがに都内は違うぜ……。

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