ラインアップ/カラーバリエーション
ハードウェア
ソフトウェア
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ソニーは6月7日、「VAIO」の2011年夏モデルを発表した。店頭販売向けの標準仕様モデルと、購入時に仕様が選べるソニーストア直販のVAIOオーナーメードモデルを用意し、2011年6月11日より順次発売する。
モデルチェンジしたのは計7シリーズ。内訳は、AV機能を重視した16型/16.4型ノート「VAIO F」、集光材により光を放つボディが個性的な14型/15.5型ノート「VAIO C」、新デザインを採用したシンプルな構成の14型/15.5型ノート「VAIO E」、フルフラットボディのハイスペックな13.3型モバイルノート「VAIO S」、低価格帯の11.6型モバイルノート「VAIO Y」、多機能な24型フルHD液晶一体型「VAIO L」、スタンダードな仕様の21.5型フルHD液晶一体型「VAIO J」だ。
標準仕様モデルについては、VAIO Fの下位2機、VAIO E、VAIO Jに第2世代Core プロセッサー・ファミリー(開発コード名:Sandy Bridge)のCPUと、それに対応したノートPC向けプラットフォーム(開発コード名:Huron River)を初採用し、VAIO EにはCPUとGPUを同じダイに統合したAMDのFusion APUであるE-350(1.6GHz)+Radeon HD 6310も導入することで、2011年春モデルにおいて最新アーキテクチャへの移行が見送られてきたシリーズが最新仕様となった。
VAIO Fの下位2機とVAIO Eはボディデザインも変更し、フルモデルチェンジを果たしている。VAIO LにVAIOの液晶一体型としては初めて、3D立体視対応モデルを追加しているのも目新しい。VAIO CとVAIO Sには新しいボディカラーを採用した。
VAIOオーナーメードモデルでの注目は、VAIO Sの上位機として投入した「SA」シリーズだ。従来の「SB」シリーズに比べて、液晶の解像度やカメラを強化し、ボディカラーも変更しており、よりハイグレードなモバイルノートPCを求める層にアピールする。
VAIO Cの14型ワイド液晶搭載機やVAIO YのインテルCPU搭載機も直販モデルのみの取り扱いだ。また、各シリーズで標準仕様モデルよりハイスペックな構成を組めるほか、VAIO LやVAIO Jではフレーム部分のカラーも選べるなど、PCのスペックとデザインを柔軟にカスタマイズできる。
それでは以下に各シリーズの概要を見ていこう。
13.3型ワイド液晶搭載のモバイルノートPC「VAIO S」は、ハイスペックな「SA」シリーズをVAIOオーナーメードモデルに追加した。
従来の「SB」シリーズと比較して、液晶の解像度を1366×768ドットから1600×900ドットに高め、薄暗い場所でもノイズが少ない“Exmor”CMOSセンサー搭載のWebカメラ(有効画素数131万画素)を採用するとともに、カラーバリエーションを一新している。ボディカラーは、光沢ブラウンの天面と細かい模様が入ったゴールドのアルミパームレストで高級感を演出したグロッシーブラウンに加えて、単色のオールブラックとライトシルバーの計3色から選べる。
また、天面と底面に用いたマグネシウム合金シャシーはごくわずかに薄くなっており、本体厚はVAIO S(SB)の23.9ミリから23.3ミリになった。本体サイズは331(幅)×224.5(奥行き)×23.3(高さ)ミリ、重量は約1.54キロ以上だ。バッテリー駆動時間は標準で約8〜9.5時間、底面に装着するオプションの拡張バッテリーと組み合わせれば、約15.5〜19時間まで延ばせる。
基本スペックは2コア/4スレッド対応のCore i7-2620M(2.7GHz/3.4GHz)や8Gバイトメモリ、最大1TバイトのクアッドSSD(RAID 0)、ワイヤレスWANなどが選択可能だ。チップセットはIntel HM67 Express、外部GPUはAMD Radeon HD 6630M(グラフィックスメモリ1Gバイト)を採用し、CPU内蔵のIntel HD Graphics 3000と外部GPUをスイッチで切り替えて利用できる。
一方のSBシリーズは店頭販売向けの標準仕様モデルも用意。基本スペックの変更はHDD容量の底上げにとどまるが、春モデルで直販のみの展開だったカラーのブルーが選べるようになった。また、VAIOオーナーメードモデルでは新色としてシルバーとピンクが加わっている。
ただし、SAシリーズの投入に伴い、SBシリーズのVAIOオーナーメードモデルはCTOメニューが簡素化され、クアッドSSD構成が選べなくなったほか、外部GPUがAMD Radeon HD 6470M(グラフィックスメモリ512Mバイト)に抑えられた。
なお、モバイルノートPCは11.6型ワイド液晶搭載の「VAIO Y」もモデルチェンジした。標準仕様モデルはHDDを強化したAMD Fusion APU搭載の「YB」シリーズのみとなり、新色のボルドーを追加したインテルCPU搭載の「YA」シリーズはVAIOオーナーメードモデルのみで取り扱うようになった。なお、春モデルに用意された13.3型ワイド液晶搭載モデルは販売終了だ。
※メーカーより、VAIO(YA)の新カラーについて修正がありました(2011年6月10日/PC USER編集部)。
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