1.15キロ/16.65ミリ厚の本体+ドック構成で復活した最上位モバイルノート――「VAIO Z」2011年PC夏モデル(2/3 ページ)

» 2011年07月05日 10時00分 公開
[ITmedia]

標準仕様モデルは1モデル展開、DVD内蔵ドックを標準添付

標準仕様モデルの「VPCZ219FJ/B」

 標準仕様モデルは「VPCZ219FJ/B」の1モデルをラインアップ。ボディカラーはブラックを採用する。価格はオープン、実売価格は25万円前後の見込みだ。

 PC本体の基本スペックは、CPUがCore i5-2410M(2.3GHz/最大2.9GHz、3次キャッシュ3Mバイト)、チップセットがIntel HM67 Express、メモリが4Gバイト(2Gバイト×2、デュアルチャンネル転送対応、専用スロット)、データストレージが128GバイトSSD(64Gバイト×2、RAID 0構成、3Gbps)となっている。

 液晶ディスプレイは従来機種と同様、1600×900ドット表示の13.1型ワイド液晶パネルを採用。白色LEDバックライトを備え、NTSC比100%(u'v'色度図)の広色域や照度センサーによる自動輝度設定に対応し、低反射コートも施したVAIOで最上位グレードのディスプレイ(VAIOディスプレイプレミアム)だ。

 キーボードは日本語配列のアイソレーションデザインで、暗所で利用する際に自動的に点灯するバックライトを内蔵する。主要キーのキーピッチは約19ミリ、キーストロークは約1ミリだ。タッチパッドは、パッド部分とボタンを一体化したクリックパッドタイプを初めて採用した。

天面、底面、内側もカラーはブラックで統一されている(写真=左)。1600×900ドット表示の13.1型ワイド液晶ディスプレイは、いわゆるハーフグレアの表面処理で、映り込みが少なく、発色もよい(写真=中央)。フルピッチのアイソレーションキーボードと、パッド/ボタン一体型のクリックパッドを搭載(写真=右)

 通信機能は最大送受信速度300Mbpsに対応したIEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、最大受信速度28Mbps/最大送信速度8Mbpsに対応したIEEE802.16e-2005のWiMAX、Bluetooth 2.1+EDRを搭載する。

 本体のインタフェース類は、USB 3.0機器も接続できるPower Media Dock用端子、1基のUSB 2.0(電源オフ時の給電に対応)、HDMI出力、アナログRGB出力、ヘッドフォン出力、有効画素数131万画素のExmor CMOSセンサー搭載Webカメラ、指紋センサー、メモリースティック デュオスロット(PRO-HG対応)、SDメモリーカードスロット(SDHC/SDXC/UHS SDR50対応)を装備。モノラルマイクとステレオスピーカーも内蔵し、サラウンド技術のDolby Home Theater v4を利用できる。

 OSは64ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)、オフィススイートはOffice Home and Business 2010がプリインストールされる。また、Windows 7を起動せずにワンボタンで専用のWebブラウザをすばやく立ち上げてインターネットにアクセスできる「Quick Web Access」機能も持つ。

送受信最大10Gbpsの光配線でつながれる「Power Media Dock」

 標準添付のPower Media Dockは、専用スタンドによる縦置き設置でも単体での横置き設置でも利用できる。利用する場合は専用のACアダプタをドック側に接続し、ドック側のじか付けケーブルでPC本体と接続する仕組みだ。

 接続端子はPCへの給電用とUSBコネクタ内に設けた小型のデータ伝送用の2つに分かれている。データ伝送端子のインタフェースはインテルが開発した高速汎用データ伝送技術「Light Peak」(開発コード名)に基づくもの。内部に配線された2本の光ファイバーケーブルによって、受信最大10Gbps/送信最大10Gbpsのデータ伝送速度を実現する。

 Light Peakはすでに「Thunderbolt」の名称で規格化され、アップルが銅配線によるThunderbolt端子をMacBook ProやiMacに採用しているが、Thunderboltが幅広い対応周辺機器との接続と給電を想定したインタフェースなのに対して、VAIO ZのインタフェースはPower Media Dock専用のものだ。

標準でDVDスーパーマルチドライブ搭載のPower Media Dockが付属する(写真=左)。USBコネクタの内部に2つの小さな端子があり、2本の光ファイバーで受信最大10Gbps/送信最大10Gbpsのデータ伝送速度を実現する(写真=右)

 ドックにはGPUのAMD Radeon HD 6650M(グラフィックスメモリ1Gバイト)とスロットインタイプのDVDスーパーマルチに加えて、HDMI出力、アナログRGB映像出力、USB 3.0×1、USB 2.0×2、1000BASE-T有線LANの端子も装備する。

ドックを利用した4画面ディスプレイのイメージ

 PC本体と接続した場合、グラフィックス機能はCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000かドック内のAMD Radeon HD 6650Mを選択できる。従来機種が搭載していたグラフィックス切り替えスイッチはなくなり、Windows上のユーティリティからグラフィックスを切り替える仕組みとなった。

 PC本体に搭載する液晶ディスプレイに加えて、PC内蔵の映像出力(HDMIもしくはアナログRGB)、ドック側の2つの映像出力を両方利用し、同時に4画面のマルチディスプレイ環境で利用することも可能だ。ドックのサイズは148(幅)×220(奥行き)×16.65(高さ)ミリ、重量は約0.685キロ。

 ドックを取り外すときは、接続端子の上にあるボタンを押し、PC本体との接続を解除した後にケーブルを抜くといった手順になる。

VAIO Z店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ SSD OS 実売
VAIO Z VPCZ219FJ/B (ブラック) 2スピンドル フルモデルチェンジ Core i5-2410M (2.3GHz/最大2.9GHz) 4GB (DDR3) 128GB (64GB×2) 64ビット版7 Home Premium (SP1) 25万円前後
VAIO Z店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV/オフィス 重量
VAIO Z VPCZ219FJ/B (ブラック) 13.1型ワイド 1600×900 Intel HM67 DVDスーパーマルチ (ドック) CPU内蔵 (本体)、Radeon HD 6650M (ドック) Office Home and Business 2010 約1.165キロ

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