UQ、世界初「WiMAX 2」フィールドテスト実施──100Mbps以上の“光ワイヤレス”をアピール:2013年度早期に開始へ(3/3 ページ)

» 2011年07月06日 20時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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実測150Mbpsを実現した「WiMAX 2」フィールドテスト 都心部では特にMIMOの効果が得られる

 WiMAX 2のフィールドテストは、2011年7月現在東京・大手町で行われている。

photophotophoto フィールドテストは大手町のKDDIビルに20MHz幅のWiMAX 2基地局(ビル内23階)と(屋上に)アンテナを設置し、WiMAX 2端末を車内に、アンテナを屋根に装着したバスで移動しながら受信状況や通信速度を実計測する(写真=左、中央)。左が基地局設備で、右の箱状のものがWiMAX 2テスト用端末だ(写真=右)

 大手町のKDDIビルに周波数帯域幅を20MHzとするWiMAX 2基地局とアンテナを設け、静止時/移動時を想定できる専用バス内に端末を設置する構成とし、最大速度は下り165Mbps/上り55Mbpsで4×4のMIMOによる通信に対応。同テストにより、静止環境での実通信速度、移動環境での実通信速度、動画配信とQoS動作効果などを測定する。

 同エリアはオフィスビル密集地であるが、すぐ先に空間が開けた皇居がある。「ビルに反射した電波でマルチパスが発生し、MIMOパス数に応じたスループット効果が得られるのが大きなポイント。MIMO多重効果は移動中のほか、500メートル離れた地点でも4×4 MIMOの多重効果がやはり有効であることが分かり、移動中でも(最大165Mbpsのうち)100Mbps弱のスループットを記録しています。逆に皇居に面した内堀通りにさしかかると、(電波の反射するビルがなくなり、MIMOパス数が少なくなるため)50Mbps前後に落ちます。WiMAX 2と4×4 MIMOの効果は、都市部エリアで特に発揮できる点がお分かりいただけると思います」(UQコミュニケーションズ 技術部門の要海敏和副本部長)

photophotophoto KDDIビル真下での静止時スループットは150Mbps超、移動時はやや値が落ちるが100Mbps弱の実測値を記録。都市部では電波がビルに反射することで「MIMO多重効果」が得やすくなる
photophotophoto 開けた皇居脇の道路に出ると、反射によるマルチパスが得にくくなるため実スループットが落ちる。このことから4×4 MIMOは「都市部」で特に有効な技術だといういう。なお仕様では時速350キロでも通信可能とうたうが、実環境での検証はまだ。今後「超高速移動環境のテスト」のほか基地局設備の小型化・低消費電力化なども推進する

 2011年度上期にIEEE標準化、およびWiMAXフォーラムの標準化が完了したWiMAX 2は、2012年度上期に周波数割り当てとともにWiMAXフォーラムでの機器認証を開始、同時に同年度下期に設備開発の完了と無線設備の製造を開始し、設備展開と実フィールド検証を行う計画。2013年度早期のサービスインを予定する。まずは下り最大165Mbpsとなる20MHzシステムでの展開を想定しつつ、「40MHzの周波数帯域幅がもらえれば、当然(下り最大330Mbpsのシステム)にシフトすることも想定している」(野坂社長)



 説明会会場にはテレビCMに登場するイメージキャラクターも登場。映像で「ブル−ガチャムク」、そして本家のガチャピンとムックがWiMAX 2をピーアールした。

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 なぜブル−ガチャムクさんらが来ないのか。彼らは地球とそっくりだがすべて青色である“ブループラネット”という惑星に住むので、地球には来られないのだという。このような、これまで謎だったブルーガチャムクの詳細情報も特設サイトで公開された。

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