「ThinkPad X121e」の性能を“手広く”試してみた:“Sandy Bridge”も“Fusion APU”も選べます(1/3 ページ)

» 2011年08月08日 17時30分 公開
[長浜和也,ITmedia]

Fusion APUだけじゃなく“Sandy Bridge”も投入

 レノボ・ジャパンの「ThinkPad X121e」は、ThinkPadシリーズで、小型軽量ラインアップ「X」シリーズのなかでも購入しやすい価格も重視した“X100”級の最新モデルとして、2011年7月に登場した。

 レノボとしては、ThinkPad X121eの前モデルとなる「ThinkPad X120e」で、AMDのFusion APU搭載モデルを2011年1月の段階で発表しており、日本のユーザーでもその登場を期待する意見が少なくなかったが、レノボ・ジャパンは、Fusion APU搭載モデルとして同時に発表していたThinkPad Edge 11"のFusion APUモデルを日本市場で発表し、ThinkPad X120eは出荷しなかった。そういう意味で、ThinkPad X121eは、ThinkPad X120eを期待していた日本のユーザーにとってようやく登場したFusion APU(E-350、または、C-50)搭載モデルといえる。

“Sandy Bridge”なCore i3と“Fusion APU”なE-350を選べる「ThinkPad X121e」(写真=左)。天面は黒基調だが、わずかに“ラメ”らしききらめきも確認できる(写真=右)

 ただ、ThinkPad X121eで登場するのはFusion APU搭載モデルだけではない。Core i3-2357M(1,3GHz、3次キャッシュメモリ3Mバイト)、または、Pentium 957(1.2GHz、3次キャッシュメモリ2Mバイト)といった、“Sandy Bridge”世代(インテル的には第2世代Coreプロセッサーファミリー)のCPUとそれに対応するプラットフォーム(開発コード名はHuron River)を搭載するモデルも用意する。AMDだけでなく、インテルの省電力タイプ(どちらもTDP 17ワットで、以前の超低電圧モデルに相当する)の最新バリュークラスCPUも選択できるという、日本のユーザーに幅の広い選択肢を用意したのもThinkPad X121eの特徴だ。

 今回は、そのThinkPad X121eで用意された数ある構成から、Core i3-2357Mを搭載したモデルと、E-350を搭載したモデルを評価機材として用意した。ただ、その違いは、CPUとチップセット(それに関連する無線接続)にほぼ限られ、外観をはじめとするそのほかの仕様は共通する。

 本体のサイズは、標準付属の6セルバッテリー搭載状態で289.6(幅)×208(奥行き)×27.3(厚さ)ミリ、重さは約1.55キロとなる。搭載する液晶ディスプレイのサイズは11.6型ワイドで、解像度は1366×768ドットだ。パネルはノングレアタイプを採用する。液晶ディスプレイのサイズに比して解像度は十分確保されていて、Windowsを使う上で表示できる広さに問題はない。ノングレアタイプのパネルであることもあって、視認性もよろしい。本体は底面の背面寄りでバッテリーの部分が段差となって盛り上がるものの、それ以外の厚さはほぼ23.5ミリと薄い(3セルバッテリーを搭載すれば、底面もフラットになる)。

 ただ、重さが約1.55キロと、11.6型ワイドの液晶ディスプレイを搭載するノートPCとしては、やや重い部類になる。常時携帯を予定しているユーザーは留意しておきたい。なお、ACアダプタは、ThinkPad Xシリーズで共通のものが付属する。サイズは102(幅)×40(奥行き)×27(高さ)ミリ、重さはコード込みで実測約298グラムだ。

USB 3.0対応は見送り。WWAN対応は不明

 本体に搭載するインタフェースは、左側面にアナログRGB出力、HDMI出力、USB 2.0、1000BASE-T対応の有線LANを用意し、右側面にはメディアカードリーダ(SDメモリーカード、SDHCカード、SDXCカード、MMC対応)と、2基のUSB 2.0を備える。右側面にあるUSB 2.0のうち、手前の1基は、PCの電源がオフになっていても、接続したUSB周辺機器に充電できる“Powerewd USB”対応だが、最近ノートPCでも採用するモデルが増えているUSB 3.0は持たない。

 本体のインタフェースは、どのモデルでも変わらないが、無線接続についてはCore i3-2357M搭載モデルとE-350搭載モデルで異なる。IEEE 802.11b/g/nが利用できるのはどちらも同じだが、Bluetooth、モバイルWiMAXは、Core i3-2357M搭載モデルでのみ利用できる。なお、3Gデータ通信によるWWANは、現時点でThinkPad X121eに対応モデルはない。レノボ・ジャパンは、シリーズ発表当初でWWANモデルを用意しないものの、その後に追加するケースが多い。ただし、ThinkPad X100eシリーズでは、日本市場向けにWWANモデルを投入していないので、ThinkPad X121eでWWANモデルが今後登場するかどうかは不明だ。

ThinkPad X121eの正面(写真=左)と背面(写真=右)。どちらもインタフェースは備えない

左側面にはアナログRGB出力、HDMI出力、USB 2.0、有線LANを搭載し(写真=左)、右側面には、メディアカードリーダ、2基のUSB 2.0を備える。右側面の手前にあるUSB 2.0は、Powered USBに対応する(写真=右)

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