最強(?)PCチェアー「Emperor 1510」で夢のPC環境を体験したガンダムのコックピットみたい

» 2011年11月04日 15時45分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
photo モデニティのブースに展示されていたPCチェアー「Emperor 1510」

 インテリア総合見本市「IFFT interiorlifestyle living」(2011年11月4日まで、東京ビッグサイト)で、モダニティが2011年10月24日に発表したシステムチェアー「Emperor 1510」を展示している。

 この製品は、フットレスト付きのシートに、左右のアームレスト、24型ワイド液晶ディスプレイを3台まで装着できるディスプレイアームの付いた大型のシステムチェアーだ。ボーズ製2.1chスピーカーを内蔵、スピーカーはシートの左右に1つずつ、シートの下部にウーファーを備える。シートのリクライニングや、ディスプレイアームの高さの調整、オーディオの音量調整は左のアームレストにあるボタンで行う。

photophoto 24型ワイド液晶ディスプレイを3台まで取り付けられる(写真=左)。シートの左右に1つずつスピーカーを備える。ウーファーは足元にある(写真=右)
photophoto 左のアームレストには、シートのリクライニングや、ディスプレイアームの高さの調整、オーディオの音量調整を行うボタンがある。紫色に光るのは照明のボタンだ。カップホルダーもある(写真=左)。さらにUSBハブ機能も搭載しており、4基のUSBポートを備えている(写真=右)

Emperor 1510の操作方法のデモ。ディスプレイが上がっていく様子はやはりかっこいい


 この展示会が国内初披露となるEmperor 1510だが、メディアで取り上げられたことがきっかけで、問い合わせや注文が急増したという。販売に際しては製品が設置可能かどうかをまず顧客と相談する。「サイズが大きく、重さが110キロもある。マンションのエレベーターなどに入らないなど、設置場所まで製品を運べない場合もあるため」(説明員)だ。

 ブースのスタッフに声をかけ、Emperor 1510を体験させてもらった。シートに座り、ディスプレイアームを下げると、ディスプレイに囲まれて“自分だけの空間”ができたような感覚が得られる。動画を視聴してみたが、なるほど音響に立体感があった。

photophoto ブースのスタッフがEmperor 1510の使い方を説明してくれる(写真=左)。ディスプレイに囲まれて“自分だけの空間”ができたような感覚が得られるが、実際に座ってみないとその感覚は分からないかもしれない。ディスプレイの電源スイッチは右下にある(写真=右)

 シートの質も高く、座り心地は良好だ。フットレストに足を掛け、シートを倒せばリラックスしてPCを操作できる。仕事でもプライベートでも、PCを使うには理想の環境なのではないかと感じた。Emperor 1510を体験した人のほとんどは、シートから降りるとすぐに「ほしい!」とブースのスタッフに話していたのが印象的だった。

 参考価格は84万円(税込み)。本製品とは別にディスプレイを購入することを考えると出費は100万円近くになるだろう。今後、量産化などで価格が下がることを期待したい。カラーバリエーションとしてホワイトも用意、こちらはシート以外の部分が白色となっている。

photophoto ディスプレイは3台ともHDMIで接続していた。使っていたのはベンキューのディスプレイ(写真=左)。モダニティのブース。Emperor 1510のほかにスピーカーやデジタルフォトフレームなども展示していた(写真=右)

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