光学ドライブ付きで“Ultrabookより軽い”だと!?――「FMV LIFEBOOK SH76/E」を試す今こそ見直したい“Made in Japan”(4/5 ページ)

» 2011年11月17日 18時50分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

ベンチマークテストで新生SHのパフォーマンスを確認

 それでは、各種ベンチマークテストの結果を見ていこう。FMV LIFEBOOK SH76/Eのスペックを改めて紹介すると、Core i5-2520M(2.5GHz/最大3.2GHz)、4Gバイトメモリ、128GバイトSSD、Intel HD Graphics 3000、64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)という内容だ。

FMV LIFEBOOK SH76/Eのデバイスマネージャ画面

 Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアは、下に掲載した画面の通りだ。CPU内蔵グラフィックスのIntel HD Graphics 3000を利用しているため、グラフィックスのスコアは「5.8」止まりだが、プロセッサのスコアは「7.1」、プライマリハードディスクは「6.7」と優秀で、3Dゲーム用途以外であれば快適に使えるだろう。

 SSDの性能については、CrystalDiskMark 3.0.1で測定した。リード性能はよいが、シーケンシャルライトやランダムライトは最近のSSDとしては少し物足りないスコアだ。それでもリード全般や4K WriteのスコアなどはHDDよりもずっと高速なので、レスポンスのよさは感じられる。

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア(画面=左)。CrystalDiskMark 3.0.1のスコア(画面=右)

 PCMark 7をはじめとするパフォーマンステストの結果には、標準的なノートPCの目安として、「VAIO E」(VPCEH19FJ/W)のスコアも併記した。また、PCMark Vantageでは同シリーズの春モデル「FMV LIFEBOOK SH76/C」のスコアも記載している。データストレージが2.5インチHDD(5400rpm)である以外、CPU、メモリなど、性能に影響するスペックは共通だ。

 PCMark 7、PCMark Vantageでは、SSDの搭載による高いストレージ性能が全体のスコアにも表れている。VAIO E(VPCEH19FJ/W)と比べると、ストレージ性能を調べるSystem Storage Scoreで約2.6倍、総合スコアで約1.6倍と大きく上回るスコアをマークした。PCMark Vantageでは、FMV LIFEBOOK SH76/C(2.5インチHDD搭載)のスコアに比べて約1.6倍スコアが上がっている。

 一方、3D描画系テストは振るわない結果となった。3DMark Vantageは途中や終盤でエラーが出てしまい計測できなかったが、MHFベンチマーク【絆】やストリートファイターIVベンチマークでは、VAIO E(VPCEH19FJ/W)と比べても、ワンランク見劣るスコアしか出なかった。

PCMark 7のスコア(グラフ=左)。PCMark Vantageのスコア(グラフ=右)

MHFベンチマーク【絆】のスコア(グラフ=左)。ストリートファイターIVベンチマークのスコア(グラフ=右)

バッテリー駆動時間も前モデルから強化

バッテリー駆動時間の測定結果

 バッテリー駆動時間もBBench 1.01(海人氏作)を利用してテストした。無線LANでインターネットに常時接続し、「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」「10秒間隔でのキーストローク」の設定で測定している。

 電源プランは標準の「バランス(ディスプレイ輝度40%)」を利用した。ただし、標準ではバッテリー駆動時の「最大プロセッサの状態」が一般的な「100%」から「50%」へと下げられていたため、そのままの状態と100%へと引き上げた状態の2通りで計測している。いずれも光学ドライブは装着してテストした。

 テスト結果は、最大プロセッサの状態が50%で6時間24分(残り10%表示で休止状態へ移行)、同100%では5時間45分(残り10%)と40分ほどの差が見られた。公称値の約13.7時間からすればかなり物足りないが、これはベイカバー装着時の値なので、光学ドライブ装着時ではより時間が短くなる。常時接続環境で6時間実働するならば、実用性は高いだろう。なお、以前にテストした春モデルに比べると、どちらの状態でも約1時間駆動時間が延びている。

動作時の騒音や発熱はどうなっているのか?

 静音性も優秀な部類に入る。システムに負荷をかけると左側面奥のファンは回るが、抑えられた小さな音で、耳を近づけないとよく分からないほどだ。4スレッド同時実行するような高負荷作業を連続させた場合には大きな音がしたが、それ以外のときは、3D描画系ベンチマークの実行時も含めて意外なほど静粛だ。

 それでいてボディの放熱もしっかりしており、システムに負荷をしばらくかけた状態でも、パームレストなど手が直接触れる部分が不快な熱を帯びることもなかった。薄型軽量ボディに通常電圧版Core i5を内蔵していることを考慮すると、静音性と放熱性は良好といえる。

暗騒音32デシベル/室温23度の環境で本体手前5センチに騒音計を設置し、動作音を測定した結果(グラフ=左)。MHFベンチマーク【絆】を3回実行した直後のボディ表面温度を放射温度計で測定した結果(グラフ=右)

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