オフィスを移転して消費電力40%減――マイクロソフトが節電への施策を紹介部署ごとの消費電力ランキングも(2/2 ページ)

» 2011年11月29日 00時30分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
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部署別の消費電力を把握、ランキングに

 最後に加治佐氏が、電力消費可視化への取り組みについて説明した。マイクロソフトが社内で使用する可視化プログラムでは、フロア別のランキングに加え、部署別のランキング(1人当たりの消費電力)を見ることができる。1フロアあたり10〜12個程度の電流測定のセンサーを設置しており、フロア内のエリア別消費電力を把握する仕組みだ。

 消費電力可視化の効果について加治佐氏は「フロア/エリアごとの電力消費量の詳細を可視化したことで、社員の意識が変化し、さらなる省電力化対策を取りやすくなった」と述べた。このプログラムについてはすべてのコードと技術情報を開示し、社外にも提供する。2011年12月上旬に公開するという。

photophotophoto 説明会では、可視化プログラムのデモが行われた。会社全体、フロアごと、フロア内のエリアごとの消費電力を見ることができる

 今後、パートナー企業と連携してソリューション化し、法人や自治体にむけて提供するほか、マイクロソフトの海外法人へ紹介し、海外へ広めることも検討しているという。特にアジア地域の法人が高い関心を寄せているということだ。

photophotophoto 可視化プログラムの仕組み。プログラムの全体像(写真=左)とデータの収集方法(写真=中央)、収集されたデータの把握について(写真=右)
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