ThinkPad Tablet キーボード・フォリオ・ケースは“幸せな打ち心地”かやっぱりThinkPadのキーボードだ(2/3 ページ)

» 2011年12月06日 12時30分 公開
[長浜和也(撮影:矢野渉),ITmedia]

“おおむね”使える本体インタフェース

 キーボードケースに取り付けた状態で、本体に取り付けたインタフェースは、キーボードケースと接続するUSBとカバーに隠れたMicro SDカードスロット(それとSIMカードスロット)以外は利用できる。デジタイザホルダーも出し入れ可能だ。なお、ThinkPad Tablet本体をキーボードケースから取り外す場合、動作している状態でも可能だが、USBで接続している右側に力がかかるので、自然と本体の右側(縦持ち状態で下側)をつかむようになる。そのときに、本体に搭載するボタン類(ホーム画面、戻る、Webブラウザ起動、画面回転ロック)を押してしまうことも多々あった。画面が遷移してしまうと困ってしまう状況にある場合は、いったんスリープ状態にしてから取り外すのが安全だ。

ケースを閉じた状態の前面(写真=左)と背面(写真=右)。この状態で前面の電源ボタンは利用できる

同じく、左側面(写真=左)と右側面(写真=右)。右側面でMicro SDカードスロットを覆うインタフェースカバーがホルダーと干渉して使えない以外は、側面のインタフェースは利用可能だ

“おおむね”打ちやすいサイズのキーボード

実測でキーピッチ約18.5ミリを確保したキーボード

 キーボードレイアウトは、PCなどの汎用キーボードのレイアウトをそのまま模したものではなく、Androidデバイスでの利用を考慮している。それがよく分かるのが、最上段に用意した機能キーだ。ミュート、ボリュームコントロール、マイクミュート、ホーム画面、設定ウインドウ、設定画面、スリープモード、ズームアウト、ズームイン、メディアプレイヤーコントロールを備える。最上段左端にあるESCキーは戻るボタンとして機能する。そのほか、Ctrlキーと右Altキー、右クリックボタンはメニューボタンとして機能するほか、Ctrlキーの右脇のキーはGoogle検索を起動するなど、キーボードだけでもAndroidの基本操作をカバーする。

 ただ、Android 3.0以降から導入されたタスクリスト表示アイコンが、キーボードで用意されていない。Androidの操作で利用する機会が多い機能の1つなので、専用キーを用意すると使い勝手が向上すると思われる。オプション向けにキーアサインユーティリティがあればそれも可能だが、いまのところ、そのようなアプリは見当たらない。

 キーボードはアイソレーションタイプで、キーピッチは、実測で横方向が約18.5ミリで縦方向が約18ミリ。キートップサイズは、実測で横方向が約15ミリで縦方向は約14ミリとなっている。右寄りに配置したキーの横幅は狭く、特に上段に設けたキーでは、キーピッチが12.5ミリにキートップサイズが9ミリとなっている。キーストロークは約1.5ミリと薄型のノートPCと比べても浅い。キーボード側ユニットの厚さが実測で約7ミリということもあって、打鍵するとキーボードユニットがわずかにたわむが、打鍵した指の力を受け止めてくれるので不安はない。薄型ノートでPCでまれにあるような、キーボードのたわみで誤認識が起きることもなかった。キーピッチもキートップもノートPCに近いサイズを確保しているので、文字入力でストレスをためることもない。たた、“長音”だけは、「−」キーの横幅がほかと比べて3分の2しかなく、この打鍵だけは常に注意を払う必要があった。

光学式はAndroidタブレットデバイスと親和性が高い

 キーボードの中央、G、H、Bキーに囲まれた部分に赤いスティック形状のポインティングデバイスが設けてある。そのデザインはThinkPadノートPCシリーズで採用するトラックポイントを思わせるが、キーボードケースでは光学式のタッチパッドを採用する。そのため、ポインティングカーソルの操作では、移動したい方向に押し続けていればよかったトラックポイントと異なり、キーボードケースでは移動した方向に指をフリックし続けなければならない。手間としては面倒だが、手をキーボードに置いたままポインティングデバイスを操作できるのはThinkPadシリーズのノートPCと同様だ。

 光学式タッチパッドに対して、ポインティングカーソルの細かい制御が難しい印象があるが、キーボードケースでは、指に対する追従性がよく、ちょっとした指の動きも検知して、ディスプレイ上で細かいコントロールが可能だ。タッチパネルのタップは左クリックボタンで行う。長押し操作もクリックボタンを長く押せば再現する。指をスライドさせて使うのは、ノートPCとしては違和感があるかもしれないが、Androidタブレットデバイスのタッチパネルと同じ感覚で使えるので、意外にも戸惑うことはなかった。

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このキーボード・フォリオ・ケースを利用することでemailやその他のアプリケーションをより速くキーボード処理で行うことができ、ThinkPad Tabletを最大限活用することができます。価格は8211円(税込/12月6日現在)


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