ソニーは1月25日、光学ドライブを搭載しない1スピンドルのモバイルノートPC「VAIO Y」シリーズの2012年春モデルを発表した。ソニーストア直販のみで扱う「VAIO Y(YA)」シリーズは従来機種を継続販売し、店頭販売は「VAIO Y(YB)」シリーズのみとなる。発売日は未定としており、価格はオープン。想定実売価格は9万円前後。
AMDプラットフォームを採用するYBシリーズの春モデルは、HDDの容量が500Gバイトから640Gバイト(5400rpm)に増量したほかは、従来機種の仕様を引き継ぐ。基本的なスペックは、CPUがFusion APUのE-450(1.65GHz)でグラフィックスコアはRadeon HD 6320、メモリの容量は2Gバイト(最大で4Gバイト)となる。液晶ディスプレイのサイズは11.6型で、最大解像度は1366×768ドット。
インタフェースはUSB 2.0×3、SDメモリーカードスロット、音声入出力、ギガビットLANなど。IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANや、Bluetooth 2.1+EDRが利用でき、有効画素数31万画素のWebカメラを備える。OSは32ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)、オフィススイートはOffice Home and Business 2010をプリインストールする。
バッテリー駆動時間は標準で約5.5時間。本体サイズは290(幅)×202.8(奥行き)×25〜31.5(高さ)ミリで、重量は約1.46キロ(標準バッテリーパック装着時)。カラーバリエーションはグリーン、ピンク、シルバーの3種類を用意する。また、YBシリーズは直販モデルを用意しない。
| VAIO Y店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
| VAIO Y (YB) | VPCYB49KJ/S・P・G (3色) | 1スピンドル | HDD強化 | E-450 (1.65GHz) | 2GB (DDR3) | 650GB | 32ビット版7 Home Premium (SP1) | 9万円前後 |
| VAIO Y店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
| シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
| VAIO Y (YB) | VPCYB49KJ/S・P・G (3色) | 11.6型ワイド | 1366×768 | AMD A50M | − | Radeon HD 6320 (CPU統合) | Office Home and Business 2010 | 約1.46キロ |
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