付属の液晶ディスプレイは及第点、構成もミドルレンジより上、となればLm-i735X-P23Sが実際にどれだけのパフォーマンスを出せるのか気になるところだ。そこでいつものようにベンチマークソフトで性能をチェックしてみた。
実行したベンチマークソフトは、PCMark05、PCMark Vantage(x64)、3DMark 06、3DMark Vantage、3DMark 11、ゲーム系ではFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3、FINAL FANTASY XIV Official Benchmarkといったおなじみのソフトだ。また3DMark 11に関しては「Entry」「Performance(標準)」「Extreme」の3種類を計測している。
まずはWindows 7のエクスペリエンスインデックスから見ていこう。各スコアは、CPUが7.6、グラフィックススコアはデスクトップと3Dゲームともに7.3、メモリが7.6、HDDの数値が5.9となっている。HDDのスコアが全体に比べて低いが、いったんOSが起動してしまえば気になるところはない。なお、より快適な環境を望むならSSDという選択肢も用意されている。
次に各種ベンチマークテストの結果を見てみよう。スコア的にはミドルレンジを超え、十分ハイスペックと呼んでいい結果だ。PCMark Vantageも余裕の1万超えである。高クロックCPUとNVIDIA GTX550 Tiが好スコアの理由だろう。
また3Dゲーム系はDirectX 9ベースのFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3がLow設定で1万超え、FINAL FANTASY XIV Official BenchmarkがLow設定で4000超えと、現状の3Dゲームであれば、難なくプレイすることが可能と思われる。ただ、DirectX 11の性能を見るとそれほど高いスコアではないので、いわゆる“ゲーミングモデル”のように、高負荷の最新3Dゲームを快適に楽しみたいというニーズにはやや荷が重いかもしれない。
以上、Lm-i735X-P23Sを紹介してきた。実際に使ってみた限りデスクトップ操作は高速で、付属の23型フルHD液晶も、Webブラウズや仕事の資料作りはもちろん、画像編集などほとんどの用途で快適な環境を提供してくれる。
液晶ディスプレイも及第点、本体も及第点ということで気になるのが値段だが、この構成にIPS液晶を含めて8万4840円と、非常に買い得感の高い価格にまとまっている。手数料や送料を含めても9万円をほんのちょっと超えるだけなので、10万円という今回の予算も十分にクリアすることができる。
Lm-i735X-P23Sは、ディスプレイも含めて新しいマシンに買い替えたい、あるいは初めて自分だけのPCを購入しようと思っている、そんな人に是非オススメしたいマシンだ。もちろん、春までに筆者が購入しようと考えている最右翼の製品でもある。
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