先週はZ68チップセットを採用した小型ベアボーンが2種類登場している。ファストから登場したのは、ミニタワー型の「FZ68GT」で、価格は2万円弱。PCI Express x16スロットを備えるGiada製のmini-ITXマザー「MI-Z68」や、定格300ワット電源を組み込んでおり、5インチベイと3.5インチベイをそれぞれ1基備えている。
もう1台は、Shuttleから登場した「SZ68R5」だ。80PLUS BRONZE認証を取得した定格500ワット電源を搭載したキューブ型で、PCI Express x16とx4スロットをそれぞれ1基備えている。ドライブベイは5インチ型1基と3.5インチ型2基で、価格は3万円弱だ。
2台とも入荷したツートップ秋葉原本店は「いまは電源搭載のmini-ITXケースが1万円以下で多数選べるので、ベアボーンに割安感を求める人は離れていく印象があります。それでも、熱処理などがシビアな小型ケースだけに、空調がしっかり計算されたモデルを選ぶメリットが大きいと思います」と話していた。
小型ベアボーンにおけるZ68の評価も高い。TSUKUMO eX.は「Z68はハイエンド構成だけでなく、オンボードGPUで最小スペック構成にするのにも適したチップセットですからね。SZ68R5みたいに、ハイエンドもローエンドも作れるキューブにはうってつけのチップセットだと思いますよ」と語る。
なお、Shuttleからは同じタイミングでH61チップセットを搭載した、よりコンパクトなベアボーン「XH61」も登場している。TDP 65ワットまでのCPUが搭載可能で、スリム5インチベイと2.5インチベイがそれぞれ1基用意されている。サイズは200(幅)×242(奥行き)×738高さ)ミリと、外付け光学ドライブ並み。価格は1万5000円弱となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.