CPUクーラーで話題を集めていたのは、サーマルティクの「Frio Extreme」だ。TDP250ワットのCPUにも使えるという高い冷却性能が特徴で、2枚の大型フィンに14センチファンを装着して冷やす構造を採用している。ファン装着時のサイズは151(幅)×148.2(奥行き)×160(高さ)ミリで、重量は1230グラム。対応ソケットは、LGA2011/1366/1155/1155/775とSocket AM3+/AM3/AM2+/AM2/FM1となる。価格は9000円弱だ。
また、同じタイミングで、12センチファンでフィンを挟む構造のCPUクーラー「Contac 39」も登場した。こちらはヒートシンクだけのサイズが103.8(幅)×長さ120(奥行き)×159.5(高さ)ミリで、重量は645グラムとなる。TDP180ワットのCPUまで対応するなど、こちらも高い冷却性能を備える。価格は5000円弱で、対応ソケットはFrio Extremeと同じだ。
PC DIY SHOP FreeTは「CPUのTDPの定格をはるかに超える値まで対応するクーラーなので、オーバークロック目的で使う人が多いでしょう。どちらのモデルもかなりの大きさになるので、物理的な干渉とケース全体のエアフローに注意する必要がありますが、きちんと機能すれば空冷では最強クラスの冷却性能を発揮すると思います」とプッシュしていた。


Contac 39のボディ。ファンでヒートシンクを挟み込むデザインとなっている(写真=左)。Frio Extremeは、2枚に分かれたフィンのそれぞれにファンを装着する構造だ(写真=中央)。Frio Extremeの付属品。パーツごとに管理しやすい工夫がなされている(写真=右)
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