“低価格でハイスペック”は本当なのか――「eden TAB」を使ってみたデュアルコアCPU搭載で2万円台(2/2 ページ)

» 2012年02月28日 00時00分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]
前のページへ 1|2       

アプリは快適、実動作では少々不安も

photo 画面解像度は1280×800ドットに対応する

 続いてスペック面について。eden TABの主なスペックは、CPUがSamsung電子のS5PC210(1.2GHz)、メモリは1Gバイト、データストレージは16GバイトeMMC準拠のフラッシュメモリを搭載する。ベンチマークテスト「Quadrant Professional 1.1.7」で測定したところ、1.2GHzのデュアルコアCPUを採用しているだけであって高いスコアを出した。画面解像度がeden TABと同じで(1280×800ドット)Tegra 2(1GHz)を搭載するREGZA TabletやIdeaPad Tablet A1とスコアを比較してみたが、CPUのスコアを中心に各項目ではっきりと差が出た。AnTuTu Benchmark 2.6も行ったが、スコアの差は同様だ。では、普段使いにおける使用感はどうか。CPUの性能が高いため、アプリケーション自体の動きは非常によく、3Dのレーシングゲーム(Raging Thunderなど)をプレイしていても画面描画はスムーズだ。

photophoto 「Quadrant Professional 1.1.7」(写真=左)と「AnTuTu Benchmark 2.6」(写真=右)の結果。スコアの差は歴然だ

 だが、ホーム画面のスクロールでやや引っかかることや、動きが重くなることが気になった。また、タッチパネルの誤動作がたまにあるのと、タブルタップでの拡大/縮小の動きが少し遅い。今後のチューニングやファームウェアのアップデートが待たれる。

 マーケットについては、独自マーケット「Tapnow Market」を利用する。Tapnow MarketはAndroidマーケットに比べると、無料アプリが中心でラインアップが少なく、バージョンが最新ではないアプリもあったが(例えば、AnTuTu BenchmarkはAndroidマーケットだとバージョン2.6、Tapnow Marketだとバージョン2.02となる)、ジャンル別の表示やアプリの一括管理など、基本的なシステムはAndroidマーケットと同様で使いやすい。

 なお、WebブラウザからアクセスすることでAndroidマーケットも利用できるので、Tapnow Marketにアプリがなければ、Webブラウザでアクセスすればいい。ただしBattery Mixなど、eden TABに対応していないアプリも多い。

 ソフトウェア面では、TwitterやFacebook、mixiなどSNSの公式アプリをプリインストールするほか、低価格実現のために広告収入用のアプリとしてDHCショッピングサイトへのリンクや、ニッセンのカタログ、HOT PEPPERなど、オンラインサービス系のアプリを10個ほどプリインストールしている。これら広告収入用アプリはアンインストールが可能で、「今後も広告収入用アプリの掲載を増やしていく予定だが、アンインストールは可能」(Mobile In Style広報)だという。

※記事初出時、広告収入用のアプリは「アンインストール不可にする予定」としていましたが、正しくは「今後もアンインストールは可能」です。お詫びして訂正いたします。(2012/2/28 12:15)

photophotophoto Tapnow Marketは無料アプリが多い(写真=左)。WebブラウザからアクセスすることでAndroidマーケットも利用できる(写真=中央)。DHCショッピングサイトへリンクするアプリもある(写真=右)

コストパフォーマンスの高さは本物

 Androidキーの挙動や、タッチスクロールの誤動作など細かいところで改善してほしい点があるものの、全体的にハイスペックでWebブラウジングやゲームなど普段使いにおいては問題ないだろう。Android OSのバージョンが最新でないことや、独自マーケットの採用が痛いところだが、同社はAndroid 4.0へのアップデートを示唆している。Androidマーケットアプリが搭載されるだけではなく、OSがマルチコアに対応するので、アプリケーションの動作などがさらに快適になる可能性は高い。

 LenovoのIdeaPad Tablet A1など実売で2万円を切る製品もあり、2万円台とはいえ3万円に近い価格は非常に安いというわけではないが、解像度やCPUなどスペックを考慮すれば納得できる価格だ。コストパフォーマンスを重視するならば、チェックすべき製品だろう。また、直販ならば2週間まで返品が可能(ただしアプリのダウンロードなどは不可)なので、気になった人はぜひ実際に触って試すことをおすすめする。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月22日 更新
  1. 文字起こしと要約がずっと無料のAIボイスレコーダー「Comu Action Pro」発売 9月20日まで2万9800円 (2026年08月20日)
  2. 総メモリ748GB、AI性能20PFLOPS! デルがGB300搭載のワークステーション「Dell Pro Max with GB300」を発売 (2026年08月20日)
  3. 全部入りの「Rokid」か、特化型の「Even G2」「Ray-Ban Meta」か? 注目スマートグラス3製品を徹底比較 (2026年08月21日)
  4. RTX 5080は30万円の時代へ――止まらないグラボ高騰の中で6万円台前半の16GB版Radeon RX 9060 XTなど、お盆明けアキバ事情 (2026年08月22日)
  5. “23万円台の最新Let's note”を自らの手で組み上げる! パナソニック コネクト「手づくりレッツノート工房2026」体験記 (2026年08月21日)
  6. ゼンハイザーがaptX Adaptiveをサポートし、ユーザー自身でバッテリー交換も可能になった高性能ワイヤレスイヤフォン「MOMENTUM True Wireless 5」 (2026年08月20日)
  7. ビジネスシーンにもなじむチタンボディー! 本格ランウォッチ「Amazfit Cheetah 2 Pro」を日常使いしてみた (2026年08月19日)
  8. 上下2画面で21型相当の圧倒的作業領域! 実売約7万円で手に入るサンコーの2画面モバイルディスプレイを試す (2026年08月20日)
  9. EIZO、航空管制業務用の32型4K液晶ディスプレイ (2026年08月21日)
  10. サンワ、USBハブ+引き出しを備えたディスプレイ台 (2026年08月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー