実質ゲームセンターのようなインターネットカフェのほかに、アーケードゲームが並ぶ“本物”のゲームセンターもある。そこは、日本製のアーケードゲームと台湾製のアーケードゲームを備えているが、マレー人は日本のゲームを遊び、華人は日本のゲームと台湾のゲームで遊ぶ。そして、インド人をゲームセンターで見かけることはない。日本のキャラクターグッズを扱うおもちゃ屋もあるが、客は華人ばかりだ。
マレー人とインド人、そして、華人と、それぞれが同じ空間に集まっているシーンは、インドの“ボリウッド”映画をマレー人が見に来るぐらいで、その交流はほとんどない。商業地にしても住宅地にしても、マレー人とインド人、そして華人の繋がりは薄い。
ただ、学校では、人種に関係なく同じクラスでマレー人もインド人も華人も一緒に勉強しているわけで、華人に聞いてみると仲良くやっているという。マレーシアの華人向け掲示板では、インド人やマレー人について非難するトピックは少なく、インド人やマレー人を悪くいう文章が出現すると、必ず「悪いこというなよ、仲良くしようぜ」といったフォローが入る。それは、中国で日本を非難するニュースにコメントするスレッドでよく見かける光景に似ていた。
世界最安タブレット「Aakash」の謎をムンバイで探る!
韓国ユーザーの“国産愛”を釜山で知る
「計画停電」と「無能政治」に悠然と立ち向かうネパールのIT事情
「大事なのは見た目より機能!」というインドのデジタル&家電事情
ラオスIT界で成功しつつある中国の逆襲
タイの地方都市でどっこい生きてる“Socket 370マザー”Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.