このほか「番組簡易編集機能」も、PCならではのパフォーマンスや操作性とともに有効活用したい。
録画時に本編/CM部分のシーン判別を行うことで、まずは録画番組の不要部分を自動ジャンプして再生できるのが劇的に便利だ(こちら、家庭用レコーダーではオトナな事情で省かれる例が増えている)。自動抽出された録画番組のCM(ないし本編)部分をカットし、本編(ないしCM)だけに編集して保存するのも自在だ。
よりこだわりたい人向けとなる1フレーム単位での編集にも対応しつつ、連続ドラマをまとめて1枚のディスク容量に収まる画質・容量に自動調整して記録する「まとめてダビング」などの機能も活用シーンが多そうである。
TwitterのAPIを利用した新機能「つぶやきプラス」もテレビPC活用におけるお勧め機能の1つだ。番組を見ながらその番組に関する話題をリアルタイムでわいわい共有するTwitterならではの基本機能に加え、自分あてにDMを送ることで外出先でも自宅PCへの番組録画予約できる機能、そして録画番組の放送時間とツイートの発言時間を連携させ、録画番組もオンタイムで一緒に見ているかのようにタグ付きツイートを再現できる機能を用意する。
さらに、そのツイートをチャプター代わりにしてしまう「簡易シーンジャンプ的機能」も隠れた便利機能。“オンタイムで見ていた視聴者が盛り上がっていた場面”へパッとジャンプできる。こちら、使うとなるほどなるほどと思える機能である。
そしてDTCP-IP対応のDNLA機能を用いたテレビ機能+録画番組の共有機能もばっちり備え、録画番組の配信、DTCP-IP対応NASなどへのダビング、放送中番組のライブ配信、別途Blu-rayレコーダーの録画番組再生といった機能を利用できる。プリインストールソフトウェアはDiXiMの「ホームネットワークサーバー/プレーヤー powered by DiXiM」で、搭載チューナーやSmartVisionで録画した番組を容易な設定で共有できる。
こちら、自宅にある(DLNAクライアント機能を備える、あるいはソフトウェアをインストールした)PCやスマートフォン、タブレット、テレビ、各種AV機器でも録画番組を楽しめるようになる。さらに、ライブ配信機能で、テレビチューナーのないPCやタブレットも「あたかもテレビチューナー内蔵」にできてしまう。
なお、NECのノートPC「LaVie L(LL750/HS)」などテレビチューナーを搭載しないモデルには、独自DLNAクライアントソフトウェア「SmartVision/PLAYER」がプリインストールされる(旧モデルユーザーにも、ソフトウェアの単体販売を行う予定)。テレビチューナー内蔵のVALUESTAR W/Nを親機(サーバ側)に、家庭内ネットワーク内の別PCで録画番組の再生、ライブ放送の視聴(ワイヤレスチューナー化)、「きこえる変速再生」(倍速時短再生時も音程の変化を抑えて再生できる機能)のサポート、番組表・録画予約・予約一覧・予約削除などレコーダー機能の制御、リモート電源オン/オフといったことを制御できるものだ。いわゆる上記と同じネットワーク配信機能のほか、リモート操作など機器を便利に制御するためのNEC独自機能を加えたイメージである。
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