連載
» 2012年05月29日 10時30分 公開

Windows 8の一歩は「Mail」から鈴木淳也の「お先に失礼! Windows 8」(1/3 ページ)

“Developer Preview”からの変更点を中心に“Consumer Preview”を解説してきたこの連載。今回は「標準搭載アプリ群」「Windows Store」を紹介していこう。

[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]

はじめの一歩はアプリから

 本題に入る前に、VirtualBox経由でW8CPを導入しているユーザーに少しだけ補足したい。以前のインストール解説で「クリーンインストールを行うと解像度を1366×768ドットに設定できない」としていたが、問題ないことが判明した。VirtualBoxにW8CPをインストール後、Guest Additionsの最新版を当該のW8CPに導入すると画面モードが“可変”となり、ウィンドウサイズに合わせてW8CPの画面全体がリサイズされるようになる。手動でウィンドウサイズを変更して1366×768ドット以上の解像度にしてしまえば高解像度も利用できる。

 ただし、ぴったり1366×768ドットにはできないようで、「1368×768」のサイズに設定した(4の倍数単位でないと設定できないようだ)。なお、同様のことは「W8DPからW8CPにISOアップグレード」した場合でも、Guest Additions最新版をインストールしたときに発生するので注意が必要だ。解像度設定メニューから「1366×768」が消えてしまうため、このように手動でウィンドウサイズを変更してやる必要がある。

 では、ここから本題にはいって、実際にWindows 8 Consumer Previewに導入しているアプリを使ってみよう。“骨子”の部分しかなかったW8DPに比べ、W8CPでは役立つ数々のアプリをデフォルトでインストールしている。さらに、W8CPでは「Windows Store」と呼ばれる、いわゆるアプリストアのサービスも開始しており、ユーザーがアプリを追加することも可能だ。Windows 8活用の一歩は、これらアプリの活用から始まるといっていい。

 試しに、デフォルトで導入しているアプリの中から「Maps」と呼ばれるアプリを選択してみよう。従来はWebブラウザ経由で利用していた地図サービスで、これをアプリとして実装している。このあたりは、PCというよりスマートフォンやタブレットデバイス的な発想に近い。実際、このアプリでは、GPSを使って現在位置の表示や周辺検索が可能になるなど、モバイルデバイス向けのような使い勝手になっている。位置表示機能は「Wi-Fiによる位置情報特定」に対応しており、利用するデバイスがGPSを搭載していなくても現在位置を示してくれる。同じようにデフォルトで導入している「Weather」というお天気アプリでも、現在位置を含めた地域の天気予報を教えてくれる。ただ、W8CPの「Weather」アプリは日本のユーザーが利用できない。プリインストールの標準アプリでこの扱いは残念だ。

Windows 8 Consumer Preview(W8CP)のスタート画面(写真=左)と、そこに標準で導入している「Maps」アプリ(写真=右)

「Maps」アプリを起動すると位置情報機能の有効化を確認するメッセージを表示して(写真=左)、Bing Mapsで地図を表示する(写真=中央)。なお、GPSを内蔵していないPCであってもWi-Fi機能を使って位置を特定してくるため、Wi-Fiが有効なノートPCなどを使うユーザーであれば現在地点が表示できる。日本で「Weather」アプリを起動しようとすると「This app is not available in your market.」(このアプリはあなたのマーケットでは利用できません)とのメッセージが出てきて終了する。標準導入のアプリでこの動作は問題なので、次バージョンでの改良を望みたい(写真=右)

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