グラフィックスカードの新製品は5月から安定して多く、目立つモデルもコンスタントに登場している。先週はASUSTeKのGeForce GTX 670カード2モデルが各ショップでヒットしていた。どちらもオリジナルクーラー「Direct CU II」を搭載しており、オーバークロック仕様の「GTX670-DC2T-2GD5」は4万7000円前後から5万円前後、通常クロックの「GTX670-DC2-2GD5」は4万5000円前後から4万8000円弱となる。
このうち、上位のGTX670-DC2T-2GD5が好評で品薄になっていた。パソコンショップ・アークは「GTX 680カードに5万円台半ばのモデルもあり、GTX 670カードはあまり目立った売れ行きがないのですが、このASUSTeK製品は普通に売れています。冷却性とブランド力に定評があるのと、オーバークロック関連のユーティリティを好む人も増えているのが背景にある気がします」と話していた。
Radeon系で注目を集めていたのは、MSIのRadeon HD 7770カード「R7770 Trans Thermal OC」だ。オーバークロック仕様のカードで、価格は1万7000円弱。搭載しているオリジナルクーラーが特徴だ。カード長22センチのシングルファン構成を基本に、ヒートシンクを奧に4センチ伸ばしてもう1基のファンを並べるデュアルファンモードと、ヒートシンクはそのままにファンを2つ重ねるモードを用意している。
PC DIY SHOP FreeTは「エアフローやケース内部のスペースを考慮して、ご自身で好きなモードに変更できるのがポイントです。今のところ売れ行きはそれほどでもないですが、すごく画期的なモデルだと思いますよ」とプッシュしていた。
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