GIGABYTEの“Intel 7シリーズチップセット搭載”マザーボードは、すでに3月から市場に登場しているが、5月末にThunderboltを搭載したモデルが新たに加わった。製品型番の末尾に「TH」がある、これらのThunderbolt搭載モデルは、「GA-Z77MX-D3H TH」「GA-Z77X-UP5 TH」「GA-Z77X-UP4 TH」を展示していた。
インテル純正マザーボードでThunderboltを搭載したDZ77RE-75Kや、ASUSがCOMPUTEX TAIPEI 2012に合わせて行った製品説明会で展示したMaximus V Extremeでは、Thunderboltを1基搭載するのみだったが、GIGABYTEのマザーボードは、展示するすべてのモデルでThunderboltを2基搭載する。GIGABYTEのスタッフは、「ほかのベンダーに対するアドバンテージとして2基のThunderboltを搭載した」と述べている。ブースでは、2基のThinderboltのそれぞれに、DisplayPort対応ディスプレイと、複数の外付けデータストレージを接続して高解像度動画を高速て転送することで、動画編集アプリケーション上で複数のストリームを同時に表示するデモを行っていた。


「GA-Z77X-UP5 TH」は、ATXフォームファクタ準拠のモデル。電源回路は8フェーズ構成で、無線接続としてWi-Fi(拡張モジュールとして提供)とBluetooth 4.0が利用できる。また、オンボードにはキャッシュ用に利用するSSDを接続するmSATAスロットを用意する。マルチGPU環境はSLIとCrossFireXに対応するほか、Lucid Virtu Universal MVP GPU virtualizationをサポートする。映像出力インタフェースはHDMIにDVI、アナログRGBを備える。もちろん、ThunderboltもDisplayPortとして利用できるAMDプラットフォーム対応マザーボードでは、AMDが正式に発表していない「AMD A85X」チップセット、または、「AMD A55」チップセットを搭載するマザーボードを展示している。こちらもCPUソケットはFM2に対応する。AMD A85X チップセット搭載のマザーボードとして展示していたのは「GA-F2A85X-UP4」で、AMD A55 チップセット搭載マザーボードは、「GA-F2A55-DS3」「GA-F2A55M-DS2」があった。


「GA-F2A85X-UP4」はATXフォームファクタ準拠のマザーボードで、メモリはDDR3-2400以上を設定可能。電源回路は6+2フェーズ構成で、Serial ATA 6Gbpsを8基、USB 3.0を6基利用できる。映像出力インタフェースはHDMI、DVI、DisplayPortを備える。また、Lucid Virtu Universal MVP GPU virtualizationをサポートする

「GA-F2A55M-DS2」は、micro ATXフォームファクタ準拠のモデルで、こちらもCPUソケットはFM2となる。電源回路は3+2フェーズ構成で、映像出力インタフェースには、デュアルリンクDVIとアナログRGBを用意する

グラフィックスカードでは、日本でも説明会を行ったWindForce5搭載の「GV-N680SO-2GD」を展示している。なお、このシリーズではRadeon HD 7970搭載モデルも用意しており、7月にGeForce GTX 680搭載モデルと同時に出荷する予定という(写真=左)。また、日本出荷は未定というワイヤレス映像出力モジュール「SkyVision WS100」も展示していた。WHDI 1.0によって1080pクラスの動画転送も可能だ(写真=中央、右)
R.O.GのデスクトップPCは、ぐわっと開いて冷却!
GIGABYTEの巨大な“5連ファン”クーラーユニット、まもなく参上
日本ギガバイト、“Z77”なマザーボードを日本で公開
“Z77”マザーボード図鑑──GIGABYTE編
GIGABYTE、“Intel 22nm CPUs”対応マザーボードを5モデルも!Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.