IdeaCentre A720で“水平ディスプレイ”の使い勝手を考えた見た目で驚く液晶一体型PC(3/3 ページ)

» 2012年08月02日 10時24分 公開
[林.佑樹(撮影:矢野渉),ITmedia]
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TDP 45ワットのクアッドコア“Ivy Bridge”で高性能を発揮する

Windows エクスペリンスインデックスで最も低い値はグラフィックスの5.7。これとプライマリハードディスクが足を引っ張るが、ゲーム用グラフィックスは6.8と高い値を示した

 IdeaCentre A720の性能を検証するためにベンチマークテストを行った。用いたのは、3DMark 11、PCMark7、ストリートファイターIVベンチマークで、Windows エクスペリエンスインデックスも確認している。上記スペックからも推察できるように、メールやWebブラウジング、オフィスアプリケーションの利用であればストレスを感じることなく、画像加工や動画編集といった処理でもGPUの支援を受けられるので快適だった。

 PCゲーミングについては、バリュークラスのGPUということで、最新の3D効果を利用する重いゲームタイトルは困難だろうが、画質設定を低く抑えれば、実用的なフレームレートで動作する。また、CPUを酷使するタイトル、例えば、ファンタジーアースゼロであれば問題なく動くのを確認できた。

 さらに、CPUによる画像処理では、クアッドコアのCPUのおかげもあってとても快適だった。PhotoshopやDTP系レイアウトアプリケーションをよく使うユーザーもチェックしておきたいところだ。

 なお、高負荷時で発生する騒音は、ほとんど気にならないレベルだ。ベンチマークテストなどでフルロードが長時間続くと、さすがにうるさく感じたが、それでも、音楽を流しておけば気にならない。

ベンチマークテスト項目
PCMark7 PCMarks 2647
lightweight 1393
productivity 1036
creativity 3233
entertainment 2901
computation 4867
system_storage 1605
3DMark 11 (Entry) Entry 3DMark 2221
Graphics 1983
Physics 7237
Combined 1439
3DMark 11 (Performance) Performance 3DMark 1311
Graphics 1146
Physics 7857
Combined 1124
ストリートファイターIV ベンチマーク Score 9893
Averege FPS 59.34
CrystalDiskMark3.0 1000M:Read Seq 107.3
512K 37.15
4K 0.453
4K QD32 1.249
1000M:Write Seq 107.2
512K 56.27
4K 1.265
4K QD32 1.188

性能と機能は文句なし。注目の「水平に倒せるディスプレイ」をどうする?

 IdeaCentre A720は、テーブルのように水平にして使える27型ワイド液晶ディスプレイを生かしてリビングにおいて使うシーンがイメージしやすい。10点同時タッチに対応するタッチパネルが生きてくるのも、大人数が集まるリビングになるだろう。デザインも武骨な印象はなく、リビングの景観を損なわない。ただ、本文でも言及したように、注目の“水平に倒せる液晶ディスプレイ”については、利用方法においても使うための設置場所においても、意外と苦労しそうな予感がする。

 ただ、そういう、デザインとギミック以外の視点で評価しても、個人の部屋で使うメインPCに耐えうる処理能力を備えている。パワーユーザー向けの提案としては、サブPC兼マルチディスプレイとしての運用を勧めたい。「デュアルディスプレイを設置スペースはない!」というユーザーは多いが、そういう場合にもIdeaCentre A720はちょうどいい。27型ワイドで解像度は1920×1080ドットというディスプレイがサブPCとしても運用できてしまう。デザインも性能も、いいとこ取りの液晶一体型PC。そんな表現がよく似合う「IdeaCentre A720」だ。

リビングのテーブルにIdeaCentre A720をおいて、水平に倒したディスプレイでゲームを楽しむ親子、というシチュエーションが、最もイメージしやすいが、それ以外の利用方法も提案できると、“水平に倒せるディスプレイのメリット”をユーザーに訴求できるだろう

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