ナショジオとインテルで自作PCの世界を体感する!自然だけじゃなかったんですね(2/2 ページ)

» 2012年08月22日 10時30分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

エキスパートのお兄さんとグイグイ作ろう

 座学が終わったら、いよいよ、PCの組み立てが始まる。参加した子どもたちは、帯電防止とけが防止の白手袋を着用して、CPUのパッケージからCPU本体とCPUクーラーユニットを取り出すところから作業を開始した。作業は、解説者が実際にその場で作業する映像をスクリーンに映し出し、その映像と解説、そして専属のサポートスタッフの援助を得ながら進めていった。

 初めてPCを組み立てる場合、CPUソケットのカバーを外すレバー1つにしても、力の入れ加減が分からずになかなか動かすことができないが、サポートスタッフの支援もあって、CPUをソケットに載せて、再びソケットカバーをかぶせてレバーで押し付けるという、けっこう“怖く感じる”作業も、全員が迷うことなく行っている。同じように、力の入れ加減が十分でないために正しく押し込めないことが多いCPUクーラーユニットとシステムメモリも、全員、恐れることなく固定ピンとメモリモジュールをグイグイと押し込んでいた。

 Ivy Bridge世代のCore i5-3570KとIntel H77 Expressチップセットの組み合わせなので、マザーボードに載せるのは、CPUとそのクーラーユニット、そして、システムメモリだけで済む。次の段階は、PCケースのサイドパネルを取り外して、マザーボードをPCケースの内部に固定する作業だ。内部のケーブルが邪魔になったり、バックパネルとインタフェースの位置がなかなか一致しなかったりと面倒な作業だが、ここもサポートスタッフのアドバイスを受けながら、なんとか、マザーボードをネジで固定した。

さぁー、始めるよー。マザーボードも(写真=左)、CPUも見るの触るの初めてだもんねっ(写真=中央)。くぼんだところを合わせてはめ込むんだ(写真=右)

CPUソケットのレバーも(写真=左)、CPUクーラーユニットの固定ピンも(写真=中央)、システムメモリも(写真=右)、恐れることなくグイグイと押し込んでしまうよー!

うわー、中を見るのも初めてだー(写真=左)。中のコードをよけてっと(写真=中央)。マザーボードを入れるー!(写真=右)

面倒なケーブルとコートも難なくこなせた

 次に、マザーボードに電源ユニットからのケーブル、PCケースからのコードを接続する。作業を説明する側からすると、接続するケーブルの種類と接続する場所を指示するのがとても難しい段階だが、イベントでは、スクリーンに映す映像と、作業する子どもたちに配布した解説書、そして、実際に組み立てているPCケースのそれぞれを同じように見える向きにあわせることで、ケーブルの位置を把握しやすくするとともに、ケーブルの特徴をうまく説明することで(コネクタの色、ケーブルについているシールや印刷など)、迷うことなく目的のケーブルを正しい場所に差すことができた。

赤いコネクタがある2本のコードはシールのあるほうは使いません、だって(写真=左)。コネクタが1つで白い2本のケーブルというのは、これだね(写真=中央)。というわけで、説明する側からすると一番面倒なコードの接続がつつがなく終了した(写真=右)

 続いて、SSDの組み込みだ。SSDでは、3.5インチドライブベイに搭載するためのマウンタを取りつけてから、Serial ATAケーブルと電源コードを差して、PCケースのドライブベイにネジで固定する。光学ドライブも作業内容は同じだが、電源コードをオープンドライブベイから外に出して、それから光学ドライブに接続するといった、PCの組み立てを経験しないと気がつかないテクニックを伝授しながら、全員が滞りなく作業を進める。

SSDを3.5インチドライブベイマウンタに固定して(写真=左)、Serial ATAケーブルと電源ケーブルを接続して(写真=中央)、PCケースにグリグリとー、ここ、ちょっときついね(写真=右)

光学ドライブはね、Serial ATAケーブルを先につなげて(写真=左)、電源ケーブルは中から外に出してからつなげるんだ(写真=中央、右)

 ここまでくれば、必要なパーツはすべて組み込んだ。あとは、サイドパネルを閉じて、キーボードとマウスとディスプレイを接続し、電源ユニットの主電源をオンにして、PCケースのフロントパネルにある電源ボタンを押すだけだ。全員が作業を終えたところで、一斉に電源を入れる。こういうとき、1台2台は起動しないのがこの種のイベントでは常だが、2日目午後の部に参加した全員のPCが、青色LEDのイルミネーションを輝かせながら見事に起動した。

パーツを全部自分で組み込んだぞー。記念に撮っておこうーっと(写真=左)。電源のボタン、押すよ!押すよ!押したー! 動いたー! (写真=中央)。自分で組み立てたPCを使って、Google Mapに自分がいる上野国立科学博物館を表示してみた(写真=右)


 イベントを主催したFOXインターナショナル・チャンネルズは、現在放送している番組で、PCやCPUを取り上げるだけでなく、PCの自作も紹介するが、それを、見るだけでなく、実際に体験してもらうために組み立て教室を企画したと説明する。ただ、彼らとしては初めての自作PC関連のイベントだったため、最初は希望者が集まるのかも不安だったが、いざ、募集すると、予想を大きく上回る応募があったという。

 PCメーカーが夏休みや連休に合わせて組み立て体験を行うのとは別に、自作PCユーザーを増やすのが目的のPCパーツベンダー主催のイベントは、かつてはMSIが、そして、2012年に入ってからはGIGABYTE(と代理店のCFD販売)が積極的に実施している。応募も常に定員を上回るほどの人気と聞いている。この自作PCに対する興味が、うまく実際のユーザーの増加に結びつくと、自作PCの世界も夢と希望が見えてくるのかもしれない。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月07日 更新
  1. 約79万円の「RTX 5090」即完売の裏で精密工具の意外な需要も アキバで進む二極化の最新事情 (2026年07月06日)
  2. マウス機能も一台に集約できる「Ewin ミニキーボード」がセールで20%オフの2544円に (2026年07月01日)
  3. Mini-ITXよりmicroATXが旬? 人気集まるLian-Li「B4-mATX」と、デュアル10GbEと128GBメモリ搭載で69万円超えミニPCに注目 (2026年07月04日)
  4. 完全ワイヤレスなのに有線クラスの低遅延を実現! Razerのワイヤレスイヤフォン「Hammerhead V3 HyperSpeed」を試す (2026年07月06日)
  5. カセットテープをデータ化できるレトロな多機能ラジカセ「サンワダイレクト 400-MEDI050R」がセールで1万800円に (2026年07月07日)
  6. 欲しい新型PCがまさかの70万円超!? 買い換えを断念した筆者が「ThinkPadの保証再延長」で65万円くらい浮かせた話 (2026年07月03日)
  7. レノボ、スピーカー9基を備えた12.1型Androidタブレット「Lenovo Tab Plus Gen 2」 (2026年06月30日)
  8. 米商務省の輸出規制解除を受け、Anthropicの「Claude Fable 5」が復活/Googleが画像生成AI「Nano Banana 2 Lite」を発表 (2026年07月05日)
  9. SilverStone、“90年代風”レトロデザインを採用したミニタワー型PCケース (2026年07月06日)
  10. 視界に情報が浮かぶ「Rokid AIスマートグラス」を試す スマホを超えるトキメキあり? (2026年06月30日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー