新Officeの発売とともに、14社のメーカーから170機種の新OfficeプリインストールPCが順次発売される。説明会にはメーカー各社のPC春モデルが展示されたほか、NEC、ソニー、東芝、富士通(東芝は未発表)といった国内PCメーカーが新Officeへの期待を述べ、春モデルの紹介を行った。
各メーカーが春モデルのPCで注力したのは、タッチ対応モデルの拡充、およびOffice初心者向けのサポートだ。
NECパーソナルコンピュータ代表取締役社長の高塚栄氏は「国内メーカーのPCはほぼすべてにOfficeが入っている。Windows 8の登場以後、Officeはいつ新しくなるのかと期待していた。NEC製品を買うユーザーは初心者も多いので、動画や小冊子によるサポートを行う」と述べ、東芝デジタルプロダクツ&サービス社DS第一事業部事業部長の長嶋忠浩氏も、春モデルにOfficeのレッスン動画をプリインストールするとアピールした。

NECパーソナルコンピュータ代表取締役社長の高塚栄氏は超軽量Ultrabook「LaVie Z」を紹介。「新Officeでモバイル環境でもリッチなコンテンツの作成が行える」とアピール(写真=左)。東芝デジタルプロダクツ&サービス社DS第一事業部事業部長の長嶋忠浩氏は「日本ではPCを買う人は買い換えが多い。従来のOfficeを使っている人が、新しいOfficeで加わった機能をすぐに使えるようにしたい」とレッスン動画の必要性を述べた(写真=右)ソニー業務執行役員SVP VAIO & Mobile事業本部本部長の赤羽良介氏は、Ultrabook「VAIO T」のタッチモデルを拡充したことを、富士通執行役員常務の大谷信雄氏も主力A4ノート「LIFEBOOK AH」にタッチ対応モデルを追加したことを強調した。


ソニー業務執行役員SVP VAIO & Mobile事業本部本部長の赤羽良介氏は、「タッチ操作による新しい体験でPC業界を盛り上げたい」と意気込む。PC業界再興のために、メーカーの垣根を越えて協力しようと呼びかけた。絵は赤羽氏自身が書いたものだ(写真=左、中央)。富士通執行役員常務の大谷信雄氏は、タッチ対応モデルを拡充した理由について「店頭でタッチ非対応のA4ノートの画面をタッチしている人が多く、ニーズを感じた」と述べた。タッチパネルに指紋や皮脂が付着しづらい特殊コートを採用したことも解説した(写真=右)説明会の最後に樋口氏は、「新たなOfficeは、Windows 8発売後の一番大きなマイルストーンだ。新たなOfficeがWindowsの価値を高め、Windows 8がOfficeの価値を高める相乗効果がある。Windows 8とOffice、PCの新しい時代を迎える両輪がそろった。円安で経済の状況も上向いている。日本のPCメーカーの日の丸PCとともに、市場を盛り上げたい」と意気込みを語った。

発表会後のフォトセッションでは、メーカー各社の代表者が肩を並べた(写真=左)。発表会では、家電芸人として知られるチュートリアルの徳井義実さんが新Officeサポーターとして登壇。体操競技日本代表の田中和仁さん、田中理恵さん、加藤凌平(左から順)さんらとともに新Officeのデモを行った。徳井さんは「今まであまりOfficeを活用してこなかったが、この新しいOfficeならば初心者の自分でも使いやすそう。これからOfficeを使いこなせるように、積極的に活用していく」とコメントした(写真=右)また、日本マイクロソフトは新Officeの発売を記念し、1日1台PCプレゼントキャンペーンを実施する。キャンペーンサイトから応募すると、LaVie Z、VAIO L、FMV LIFEBOOK UHといった2013年春モデルPC(新Officeをプリインストール)が毎日1名に当たる。キャンペーンの実施期間は2013年2月7日から2013年2月28日まで。
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