ニュース
» 2013年02月12日 14時00分 公開

開発者もユーザーも欲張りだからこうなった:Let'snoteはユーザーの声で進化する (2/2)

[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

「開発者が欲張りなのがいい」

 パナソニックの説明が終わったあと、ミーティングに参加したユーザーは、自己紹介を兼ねて、それぞれが「“相棒”としてみたLet'snoteの点数」を語った。“ユーザー代表の司会者”とした参加したPCライターの戸田覚氏は、「いまから20年以上前に、私がPCを使い始めた日本では、NECと富士通、IBM以ぐらいしか製品がなく、パナソニックが参入したときは、家電メーカーのPCが売れるのかと不安だった」という。しかし、それから現在までPCメーカーとして生き残っているのは、“使いやすく壊れない”という参入当初のポリシーを貫いているからと語る。スペックは同じで価格は高いのにユーザーが買う理由がここにあると戸田氏は主張する。

 参加したユーザーがつける点数もおおむね80〜90点台と高い。支持する意見で多いのは「バッテリー駆動時間の長さ」だが、キーボードの感触や“体の幅にちょうど合うバランスのいい”コンパクトなサイズを挙げるユーザーや、HDDやメモリなどのメンテナンスがやりやすいことを挙げるベテランユーザーもいた。一方で、減点対象としては、ホビーユースで使う場合の機能の弱さやキーボードの弱さ、価格の高さを挙げるユーザーが多かった。

司会として参加したユーザーからLet'snoteに対する意見を引き出していった戸田覚氏(写真=左)。80点をつけたユーザーは「価格が高くて新モデルをすぐに買えないので」と減点理由を説明する(写真=中央)。しかし、その一方で、性能も軽量薄型ボディも長時間バッテリー駆動も堅牢性能もあるLet'snoteを「開発者が欲張りなのがいい」と評価した(写真=右)

ユーザーも欲張りだから進化する

 Let'snoteシリーズに対する要望では、「もっと安く」「キーボードが使いやすいAX2」といった価格や使い勝手に関する意見のほか、参加していた2名の女性ユーザーは、どちらも「もっとかわいく」「デザイン」と、見た目に対する要求を挙げていた。外観に対する意見では、“価格に見合った質感”を持つ塗装の質の向上を望む声もあった。

 また、高齢者の親を持つユーザーからは、タッチパネルを液晶ディスプレイではなく外付けとして用意して欲しいという意見もあった。これは、自分の親に使わせたとき、液晶ディスプレイに表示したアイコンを直接タップすると、“見えなくなるから触れない”といわれたからだそうだ。

 さらに、クラムシェルスタイルのLet'snoteシリーズでもタッチパネル搭載モデルを用意して欲しいという意見も多かった。これは、Windows 8における使い勝手以外にも、通勤でロングシートに座った場合、本体手前にあるホイールパッドを使うとひじが後ろに下がって体の脇に出てしまい隣の人にぶつかってしまうので、パネルを直接操作できるようにしたい、という、実際に使っているユーザーだから分かる意見もあった。

ユーザーが次のLet'snoteに期待することとして、「キーボードが打ちやすいAX2」といった操作改善のほかに、参加した女性ユーザーがそろってデザインに対する希望を挙げていた。そのなかには、「形はこのままでもいいので、もっとかわいい色を用意して欲しい」という意見が興味深かった。

 このようなユーザーの意見に対して、パナソニックは、自分たちでは気がつかないアイデアもあって、大いに参考になったと述べ、半年後に登場するLet'snoteでは、ここで得られた意見を反映した新モデルが登場する可能性もあると、このイベントの成果が形となる可能性を示した。このように、ユーザーの意見を重視するという不変の開発方針は、Let'snoteがこのさきも“日本のユーザー”本位の視点でが進化していくことをよく示しているといえるだろう。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう