10型で“2560×1600”の怪物級タブレット――「Nexus 10」徹底攻略(前編)iPad Retinaを超えた精細さ(3/3 ページ)

» 2013年04月02日 11時15分 公開
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ディスプレイに見合うパワフルな基本仕様

 高画素密度の液晶ディスプレイに見合う高解像度なコンテンツを扱うには、相応の処理能力も必要になるが、その点にもこだわったスペックだ。

 SoC(System On Chip)には、Samsung Electronics製のExynos 5250(1.7GHz)を採用。ARM系CPUで最新のCortex A15をデュアルコアで搭載し、クアッドコアのGPU(Mali T604 MP4)、ISP(Image Signal Processor)などを統合している。

 メインメモリは2Gバイト、ストレージは16Gバイトと32Gバイトのモデルがある。64Gバイト以上のストレージ容量は用意されていないが、SDメモリーカードスロットなどは搭載していないので、高解像度のコンテンツを大量に集めてNexus 10で楽しみたい場合、クラウドストレージなどを活用したいところ。プリインストールOSは、Android 4.2(開発コード名:Jelly Bean)だ。

 通信機能は、IEEE802.11b/g/n(MIMO/HT40)準拠の無線LAN、Bluetooth 3.0、NFC(Androidビーム対応)を装備する。センサー類についても、照度センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、気圧計、コンパス、GPSと豊富に内蔵する。

 今となっては、よりハイスペックを実現したスマートフォン/タブレットも発表されてはいるが、現時点で国内販売されているスマートデバイスとしては高性能といえる。


 レビューの後編では、ライバル機との比較、パフォーマンスやバッテリー駆動時間のテスト、プリインストールアプリの検証などを行う。

・→10型で“2560×1600”の怪物級タブレット――「Nexus 10」徹底攻略(後編)

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