プリインストールOSはAndroid 4.1.1だ。MeMO Pad ME172VはASUSとeBook Japanのコラボモデルなので、eBook Japanの電子書籍リーダーアプリ「ebiReader」も搭載している。また、購入特典として、オールカラーの新作コミック『老人と海』(六田登)が無料でダウンロードできるほか、好きな電子書籍の購入に使える3150円ぶんのeBook図書券(有効期限2014年3月31日まで)が付属している。
もっとも、コラボモデルとはいえ、eBook Japan専用端末というわけではない。汎用(はんよう)のAndroidタブレットとして利用でき、Google Playにも対応する。
そのほか、アプリの起動をパスワードでロックできる「AppLocker」、画像を管理する「ASUSスタジオ」、画像の加工を行う「MyPainter」、音量調整の「AudioWizard」、キーボードと手書き入力でメモが書ける「SuperNote Lite」、アプリとデータをバックアップする「アプリのバックアップ」など、付属のアプリはシンプルにまとまっている。日本語入力ソフトは富士ソフトの「FSKAREN」だ。
購入特典の『老人と海』はオールカラーの新作で、全488ページの読み切りコミックだ。ただ、見開き前提の作品となっているため、このMeMO Pad ME172Vでは横位置でしか見られないうえ、両端にかなりの余白ができてしまうのが惜しい。せっかくの特典コミックなのだから、MeMO Pad ME172Vのディスプレイに表示を最適化してほしかったところだ。
同じく購入特典の「eBook図書券」は、1050円ぶんの図書券3枚という形で付属している。1枚ずつでも2〜3枚まとめて使うことも可能だが、他の決済との併用ができない点とお釣りがもらえない点には注意したい。
つまり、1万円のコンテンツに3150円の図書券使い、残りを現金で払うといったことはできない。また、お釣りが出ないので、420円のコミック1冊だけを購入するのに1050円の図書券を使ってしまうと、630円ぶんが無駄になってしまう。無駄にしないためには、1枚ぶんの1050円(あるいは2枚で計2010円、3枚で計3150円)を超えないように、できるだけ近い金額になるよう考えて使う必要がある。
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