バッテリー駆動時間は、海人氏のBBench 1.01を利用して測定した。設定は、無線LANで常時接続し、Bluetoothはオフ、電源プランは「バランス」を利用した(液晶ディスプレイの輝度は40%)。BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定、WebブラウザはInternet Explorer 10を指定し、タブブラウズはオフにしている。
この条件でのテスト結果は、満充電の状態から残量6%で休止状態に移行するまで2時間42分と、公称値の約2.5時間より長く動作した。ほぼ据え置きで使う大画面ノートPCなので、いざというときの備えとして十分なバッテリー駆動時間といえる。
動作音については、CPU用と2基のGPU用にそれぞれファンを搭載するだけあって、それなりに大きい。アイドル時や低負荷時もファンが回っていることがはっきり分かるが、特にCPUに高い負荷がかかると音が大きくなる。それでもサウンドを聞きながらゲームをプレイしている間に気になってくるような大きな騒音ではない。発熱は本体の底面および背面の排気口付近が中心で、手がよく触れるパームレストまではあまり伝わってこない。
今回評価したモデル「Note GALLERIA GM7970M Core i7-3940XM 搭載」のドスパラでの直販価格は、38万9980円だ。さすがに高価だが、インテルの最上位CPUにAMDの最上級GPUを2基組み合わせつつ、最速クラスのSSDと大容量HDDの両方を搭載する仕様を考えれば、妥当だろう。とにかく圧倒的な描画性能を誇るノートPCが欲しいならば、検討する価値は十分ある。
また、標準モデルの中でもベーシックな「Note GALLERIA GM7970M」(CPUはCore i7-3630QM)は、23万9980円から用意されている。最速にこだわらないのであれば、これをベースにカスタマイズすることで、Radeon HD 7970Mのデュアル構成はそのままに、クアッドコアCPU、高速SSDといった構成でも、30万円以下の比較的リーズナブルな価格で入手可能だ。ドスパラのWebサイトではリアルタイムに見積もりができるので、気になった方は確認していただきたい。
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