このようにLet'snote MX3は、薄型軽量ボディ、堅牢性、パフォーマンス、機能、バッテリー駆動時間、使い勝手を非常に高いレベルで兼ね備えた2in1デバイスに仕上がっている。Let'snote AX3に比べて、画面が大型化していることに加えて、先が細いスタイラスペンによる手書き対応、光学ドライブの内蔵と、機能が増えてより活用の幅が広がり、さまざまなユーザーにおすすめできる製品になった。
Ultrabook準拠のクラムシェルノートとしても、パフォーマンス志向のWindowsタブレットとしても、実に魅力的な存在だ。液晶ディスプレイやサウンドの仕様からエンターテインメントも楽しみたいならば少し物足りないだろうが、ビジネス向けのモバイルPCとしては文句なしだ。
実売価格は27万円前後と予想される。昨今のモバイルPCとしてはかなり高価だが、ハイスペックな仕様、高速無線LANなどの充実した装備、2in1としての付加価値を考えると納得も行く。現状でパフォーマンス志向の2in1としては最有力の選択肢といえる。
なお、同社直販サイト「Panasonic Store」で2月22日に発売する予定のWebモデルでは、vPro対応のCore i7-4600U(2.1GHz/最大3.3GHz)、最大512GバイトのSSD、LTE(Xi)など、よりパフォーマンスを重視した構成も選択できる。
さらにLet'snoteでは初めて「InstantGo」に対応したモデル(LTE搭載のハイスペック構成だが、無線LANはIEEE802.11a/b/g/n、有線LANは非搭載)も3月中旬以降に発売する予定だ。これらも併せて検討していただきたい。


CPU-Zの情報表示画面。上位モデルのCPUはCore i7-4500Uを採用している。基本クロック1.8GHzのデュアルコアCPUで、Hyper-Threadingにより4スレッドの同時実行が可能だ。Turbo Boost 2.0により、高負荷時には最大3GHzで動作する。このほか、メモリ容量8Gバイト、データストレージは256GバイトSSDと、基本スペックはパフォーマンス志向の内容だ。なお、下位モデルはCore i5-4200U、メモリ4Gバイト、SSD128Gバイトとなっている| Let'snote MX3(CF-MX3TEABR)の主な仕様 | |
|---|---|
| 製品名 | Let'snote MX3(CF-MX3TEABR) |
| メーカー | パナソニック |
| OS | 64ビット版Windows 8.1 Pro |
| 本体サイズ(幅×高さ×厚さ) | 301.4×210×21ミリ |
| 重量(実測値) | 約1.198キログラム(1199グラム) |
| 画面サイズ(液晶方式) | 12.5型ワイド(IPS) |
| アスペクト比 | 16:9 |
| タッチパネル | 静電容量式 |
| デジタイザ | スタイラスペン付属(筆圧非対応) |
| ディスプレイ解像度 | 1920×1080ドット(約176ppi) |
| CPU(コア数/スレッド数) | Core i7-4500U(2/4) |
| 動作周波数 | 1.8GHz/最大3.0GHz |
| チップセット | CPU内蔵 |
| vPro | − |
| GPU | CPU統合(HD Graphics 4400) |
| メモリ | 8Gバイト(DDR3L 1600MHz/デュアルチャンネル) |
| メモリスロット(空きスロット数) | オンボード |
| ストレージ(評価機実装) | 256GバイトSSD(Samsung「MZNTE256HMHP-00000」) |
| ストレージフォームファクタ | M.2 |
| ストレージ接続インタフェース | Serial ATA 6Gbps |
| 光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
| 無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac(Intel Dual Band Wireless-AC 7260) |
| Bluetooth | Bluetooth 4.0 |
| NFC | − |
| センサー | 加速度、ジャイロ、電子コンパス、照度 |
| 有線LAN | 1000BASE-T(Intel I218V-LM) |
| ワイヤレスWAN | WiMAX(IEEE802.16e-2005) |
| キーボード | 日本語JIS 86キー |
| キートップ仕様・形状 | アイソレーション(リーフ型) |
| キーピッチ | 約19×15.2ミリ |
| キーストローク | 約2.0ミリ |
| キーボードバックライト | − |
| ポインティングデバイス | タッチパッド(2ボタン式) |
| 主なインタフェース | USB 3.0×2(1基は電源オフチャージ対応)、アナログRGB出力、HDMI出力、有線LAN、ヘッドフォン(3.5ミリ)、マイク(3.5ミリ)、DC入力(丸形)、Webカメラ(1920×1080ドット) |
| メモリカードスロット | SDメモリーカード(SDXC対応) |
| SIMカードスロット | − |
| その他カードスロット | − |
| スピーカー(音質補正ソフトウェア) | モノラル |
| マイク | アレイ |
| 指紋センサー | − |
| セキュリティデバイス | − |
| セキュリティロックポート | 搭載 |
| バッテリー動作時間 | 約14.5時間 |
| バッテリー仕様 | 約48ワットアワー |
| ACアダプタ実測サイズ(幅×奥行き×高さ) ※プラグ含まず | 38×90×28ミリ |
| ACアダプタ実測重量(本体のみ/ケーブル込み) | 178グラム/240グラム |
| ACアダプタ出力仕様 | 16ボルト/2.8アンペア |
| ACアダプタ対応電圧 | 100〜240ボルト(50/60Hz) |
| DC端子形状 | 丸形 |
| プラグケーブル端子形状(ACアダプタ側) | 2ピンメガネ型 |
| 防水/防滴 | − |
| カラーバリエーション | シルバー |
| オフィススイート | − |
| 価格 | オープン(実売27万円前後) |
| 発売日 | 2014年2月14日 |
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