高性能で省電力な「Bay Trail-D」CPUを載せた低価格なマザーボードが続々と登場している。先週話題を集めていたのは、BIOSTARの「J1800NH」。Bay Trail-D世代の中で下位にあたる2コアCPU「Celeron J1800」を搭載したmini-ITXモデルで、価格は9000円弱となる。同じCPUを積んで2月中旬に登場したギガバイトの「GA-J1800N-D2H」(1万円弱)よりもさらに安い。
J1800NHは最大8Gバイト対応のSO-DIMMスロット1基と、SATA 2.0対応ポート2基、PCI Express x1スロット1基などを備え、ギガビットLANやHDMI出力、アナログ出力などをオンボードする。USB 3.0ポートも1基用意しており、Windows 8/8.1がインストール可能だ。
SATA 3.0非対応でメモリも1枚挿しのみになる仕様から、「PCI Experess x1スロットの使い方次第で、ファイルサーバにもテレビマシンにもできますが、できる範囲は限られてしまいますね」(某ショップ)という声もあったが、全体的には「安く汎用的なマシンが組める」と歓迎するコメントのほうが多かった。
パソコンハウス東映は「SSDと8Gバイトメモリを挿せば、そこそこ快適なマシンになります。OSや諸々込みで4万円前半も無理なくいけて、そこに拡張スロットで好みの機能がプラスできるということで、ライトユースには相当力強い味方だと思いますね」とプッシュしていた。
実際、前述のGA-J1800N-D2Hや、上位の4コアCPU「Celeron J1900」を搭載した「GA-J1900N-D3V」(1万2000円弱)もあわせて低価格な“ベイトレマザー”の人気は高まっており、ブームになる兆しがあるという。新ラインアップとともに、そうしたトレンドも追っていきたい。
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